『紅い椿と悪い虫』底なしの不幸こそ、君がもっとも美しく咲ける場所だ――。

あらすじ

 教師 × 生徒 

私が君を世界で一番不幸にしてあげる。

同性愛者の転校生・白椿は、
転校早々にクラスメイトの変人・貝柄に目をつけられてしまう。
美しいものに固執する貝柄の歪んだ愛情表現でイジメられ、
大人も同級生も信用できず、一人で堪え忍ぶ日々。
そんな中、いつでも真っ直ぐ向き合ってくれる
日向先生の存在が次第に大きくなっていき……。

レビュー

カップリングは先生×生徒ですが、話の主軸は変人クラスメイトと転校生です。
凛とした転校生の白椿くんは自己紹介で自身が同性愛者だとカミングアウトし、浮いた存在に。
そんな白椿くんを一目で気に入ったのが同じクラスで隣の席になった変人・貝殻。

花の美しさは花畑の中じゃ分からない
どんな高価な花瓶に活けたって無駄だ
退廃の荒野に孤独に咲いてなお
変わらない魅力を放っている
それこそ花の美だ

貝殻は芸術品として白椿くんを輝かせるために不幸にすると宣言し、
金で雇った同級生に白椿くんを凌辱させる日々を送る。
かなり厨二病的な思考ですが、絶望の中でこそ輝きを一層強く放つというのは分かる気がします。

また、怒る、悲しむ、苦しむ、泣く、そういった感情が出る時は生を強く感じます。
昔読んだ小説で
「負の表情が魅力的な人は好きですよ、普通の人間だったら醜くなっちゃうでしょう?」※うろ覚え
と言った人がいました。
そういえばこの人も変人でした。笑
しかしなるほどなぁと思います。

先生がひたすらいい人

暴力的描写は薄め

エロシーン

貝殻が残したもの

好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、不思議な魅力のある漫画でした。
作画はとてもお上手で描き慣れている感じがしますが、
味と言うにはちょっと雑で画風の安定が見られないので多少落書き漫画のようです。
画風の安定と濃厚さが加わればもっとも好きになりそう。今後に期待です。

ストーリー ★★★★☆
作画 ★★★☆☆
エロ度 ★★☆☆☆
厨二病 ★★★★★
好き嫌いが分かれる ★★★★★

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『夜はともだち』「SとM」。役割以上の繋がりを求めてはいけない……

あらすじ

 ノーマル似非S × 真性ドM 

いたぶること、唯一ゆるされた愛しかた。

顔は可愛いのに、無口で無表情でミステリアスな飛田くん。
飛田くんが、実はゲイでドMだと知った真澄(ますみ)は、好奇心からサド役をかってでることに。
プレイの終了は2人の繋がりも解消されるとき。
しかし真澄はプレイメイトという限定された関係以上を期待するようになって──。

夜はともだち

夜はともだち

夜はともだち

[著]井戸ぎほう

レビュー

SMがテーマのお話です。
SM行為自体は以前読んだ『スニーキーレッド』よりすんなり受け入れられました。
(『スニーキーレッド』は『スニーキーレッド』でじわじわと癖になります。)
相手に喜んで欲しいがために、相手が望む行為をするからでしょうか。

Mである飛田くん(受け)を喜ばせるためと、半ば好奇で似非S行為を買って出た真澄(攻め)
飛田くんが「付き合いきれないと思ったらやめてもいいよ
迷惑かけてまで続けることじゃないし」
と言っていて、

ふ、ふくざつ~~!!

臆病さか、後ろめたさからの言葉かもしれませんが、
別に相手は真澄じゃなくてもいいと言っているようで(はじめは実際そうだと思う)。

この飛田くん、世話焼きにはたまらない属性であると言えよう……!
私生活において、きっと飛田くんは助けなど求めていないと思いますが、
だからこそ放っておけないタイプの子です。
でも時々(無意識に)特別を感じさせてくれたり、(無意識に)嬉しい言葉をくれたり、
徐々に自分のことを話してくれたりと、心を開いてきてくれて。
魔性なの……? ドMで魔性ってすごいコンビネーション。
風邪を引いた後に飛田くんを訪ねた時に真澄は飛田くんの髪の毛を切るのですが、
その時の飛田くんがいつもより饒舌で、いろんなことを話してくれます。
しかし理由が「溜まってた」というのがドキッときました。
彼なりの誘い方だったか……。
SM行為以外で二人の気持ちが徐々に近づいていってるのが分かるのが、ときめきを感じます。
二人の過ごす時間が穏やかで、SM行為とのギャップに萌えました。

途中、SM行為がひどく虚しくなって、
飛田くんを喜ばせるためではなく自分の苛立ちをぶつける真澄の描写はちょっと辛かった……。
飛田くんが好きだからこその葛藤で、
今まではコントロールできてたはずなのに苛立ちに任せて飛田くんに酷いことをしてしまいそうで、
飛田君に触れるのが怖くなった真澄は最後に自分の好きなように優しく抱き、別れを決意する。
結局、飛田くんはその時イけずにいたので、
きっと真澄は飛田くんに酷くできない自分は側にいる意味がないと思ったんじゃないかなぁ……。
切ない。

ラスト、いつも受け身だった飛田くんが自分から真澄を必死に縋るところがとてもよかったです。
描き下ろしの、本編とリンクした見せ方も素敵でした!面白かった!

最後に!
SMシーンではいつもあまり表情を変えない飛田くんが色づくのが色っぽくてとても可愛い!

ストーリー ★★★★★
作画 ★★★★☆
エロ度 ★★★☆☆
SM度 ★★★☆☆
あったかい ★★★★★

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『ワイルド・ワイルド・ワイルドライフ』今宵は、森の発情期。ケダモノたちの愛の宴へようこそ!!

あらすじ

 草食系 × 肉食系 

「誰でもいいってわけじゃねぇ」

今宵は森の発情期。
平和主義のおっとり優しい草食族(ゴウト)の竹伐(たけきり)は、
畑仕事の帰り道にエッチ大好き野獣の肉食族(リンクス)・黒南風(くろはえ)一味に襲われた。
前からも後からも執拗に弄ばれ、「やめて! やめて!」と拒んでるのに、
黒南風に見つめられると竹伐のカラダは熱~くなってきてしまい――!?

ケモ耳LOVEに学園LOVE等々……
いろんなカタチの「愛」がたっぷり詰まった鬼嶋ワールド全開★コミックス!!

レビュー

ストーリー ★★★☆☆
作画 ★★★★☆
エロ度 ★★★★☆
雄臭さ ★★★★☆
貞操フリーダム度 ★★★★★

釣られずにはいられなかった表紙でした。
素晴らしい肉体美、ツリ目ツリ眉で悪そうに笑うお顔。
あらすじを読んで、肉食系? 襲い受け? か、かわいい……!
ど真ん中タイプです。

見ての通りケモミミですが、生活や着ているものは人間のそれと同じです。
オーバーオールやジーパン穿いてます。笑

畑仕事帰りに黒南風(受け)率いる肉食族に襲われてしまった草食族の竹伐(一応攻め)
「ヒャッハァーッ!」と頭上から登場し、
「ちょっとジャンプしてみろよ」と言ってきそうないかにもなヤンキーたち。
肉食族の雌はとても強くて交尾をするにもお許しが必要らしく、
雄同士で楽しんでいたけれど、それにも飽きて標的になったのが草食族。
巨根精強な草食族はこんな風に襲われることも日常茶飯事のようです。
先ほど竹伐について(一応攻め)という表記をしましたが、
襲われた時は攻めとして逆レイプされたわけではなく、受け側としてモブAにレイプされています。
黒南風も竹伐のお尻の中を長い舌でペッティングしたり。
もしかしてこの子攻めだったの……!?
そう思ってしまいそうなくらいこのエロシーンが一番長いんじゃないかな……笑
竹伐の連れの仲間も一緒にモブBに犯されていて、
竹伐視点からその様子を見ているカメラアングルにもなんだか興奮。
集団レイプ乱交というやつですな!
竹伐は「こんなこと、本当に一番好きな人とだけ…!」と訴えつつモブAにお尻を犯され、
「こんなビンビンにして言っても説得力ねぇって♪」等々、モブCの煽りがいちいち萌えます。
そして黒南風が上に乗っかって前から後ろから! ちなみに竹伐が一番喘いでます。
竹伐に中出しされて「っはは、ごちそーさん、ってな」と笑う黒南風がやらしいのなんの!
楽しそうに乱れる黒南風に同族たちも欲情し、同族同士でイチャイチャし出す始末。
竹伐は他人に黒南風が触られているところを見て、なんだかモヤモヤしていまう。

コトが終わって湖で身体を流し、
仲間が「これから好き勝手襲われないように集団で行動しよう」
(始めにも言った通り、集団レイプは日常茶飯事なのでいちいち気にしてはいないようですが、無理やりはやめてほしいみたい。)
と、言っているのを聞きながら、
「また襲われたい、なんて……いつか一度だけでもいい
誰にも邪魔されず黒南風とふたりだけで交われたら――…」

そう黒南風に思いを馳せる竹伐でした。

それからは純愛エロハッピーエンドです。
ビッチなのに竹伐としかしたくないと言う黒南風が可愛く、
あんなに乱暴だった黒南風が優しい竹伐に「暴れないで」と言われ抵抗できないところも萌えです。
そして肉食族よりも草食族の方が体格や力は上で、更に性欲も強いので、
一対一だと黒南風が好きにされてるところも可愛い!

作画についてはとても上手で表情も素敵なのですが、
エロとしては局部トーンや汁成分が少なめなのが少し物足りないかな……!
しかし屈強な男の筋肉は攻めでも受けでも美味!
表題作以外では教育実習の先生に弟子入りする番長? のお話が可愛かった。

そういえばレビューを書いてる作品で攻めが犯されるBLが多い気がしますが、わざとじゃないです。
私の趣味嗜好というわけでもありません。偶然です……!笑

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『よるとあさの歌』シンプルな、非常識。むせかえる濃厚さがクセになる。

あらすじ

 おバカ系チャラめボーカル × クール系天然ベース 

アイツの歌声を聴いてから、うるさく響く心臓、滾る欲望。

女にモテたくて仲間とバンドを始めた朝一。
そんな朝一がボーカルを担当している弱小バンドにサポメンで入ってきたヨル。
ライブの後のちょっとした「お遊び」の時に起こった一度のアヤマチ。
それをきっかけに、ヨルは朝一への想いを明らかにしていく。
「男同士なんて気持ちワリィ…」と嫌悪感しかなかったはずの朝一なのに、
衝撃的なヨルの歌声に思わず欲情し、場所を問わず乱暴にカラダを求める日々へと変わる。
朝一を一途に想い続けるヨルを軸に、
めまぐるしく加速する欲望、暴走する嫉妬、それぞれのキモチの行方は……?

進化し続ける鬼才はらだが描く2nd Qpa collection、解禁!

レビュー

はらださんの作品は短編だと長く感じて、長編だと短く感じる不思議。
長編の物語が「内容が薄くてすぐ終わる」というわけでなく、
短い期間の話を濃密に描いてくれるので、長編を読んでいてもページ数の割にだるさがない。
逆に短編だと、長い期間にあった出来事の要点だけを簡潔にまとめて話が展開していくので、
短いお話でも長い物語を読んだ気になります。
時間の扱い方がとても上手なんだと思います。

内容に関しては、いや~エロかった。
エロシーンはもちろんのこと、ライブシーンの熱と汗と迫力。
ライブと言えば、
「お客さんの声援や爆音、大勢の中で歌うことで興奮が高まって
ライブ中やライブ後に勃起してしまうことがある」

というアーティストの話も聞いたことがあります。
自分の意志とは関係なく性的興奮に繋がるのってなんだかエロい。

朝一(攻め)はそういった中でヨル(受け)に惹かれていきます。
気に食わない存在だったヨルの歌声(ヨルが所属していた元バンドの復活ライブ )を聴いてから、
ヨルに対しての興奮が治まらない。
ライブハウスのアンコール待機中にトイレでやっちゃったり、
出番の待機中に客席でやっちゃったり……!
女の子大好き根っからのノンケで若干ホモフォビアな朝一が自分の意志とは関係なく
ヨルに惹かれて興奮して、でも認めたくない俺はホモじゃないと葛藤します。
必死に抗おうにも、男が男に惹かれてしまうほどのパワーが萌えです。

ただそれだけで終わらないのがはらださん。
自分のことを好きなヨルや、取り巻きの女の子に好き勝手してきた朝一。
そんな朝一がオトシマエと称して凌辱される描写があるので、
エグい表現や攻めが犯される描写が苦手な方は気を付けて!

キャラクター

朝一

女の子にモテたいがためにバンドを始めた。
しかし作詞も作曲も楽器もセンス皆無なのでボーカルをやっている。
女の子に手が早く、いつもファンをつまみ食いしている。

ヨル

元々はボーカルだったが現在は朝一のバンドのサポメン(Ba)。
クールでかっこよくて女の子のファンも多いが、
歌っている時の尋常じゃない色気から男のファンも多数。
朝一の影響でバンドを始め、その頃からずっと朝一に憧れている。
誰とも付き合ったことが無く、童貞かもしれない。

しおり

バンド好きのキャバ嬢。ヨルが好き。朝一に気に入られてセフレになる。

いおり

しおりの兄。インテリ系893。ヨルの歌声を聴いて勃起して以来ヨルが気になる。

ストーリー ★★★★★
作画 ★★★★★
エロ度 ★★★★★
鬼畜893度 ★★★★★
物語に引き込まれる度 ★★★★★

おすすめ度MAX!



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『高3限定』(序)――選ばれた生徒は1年間、先生とセックスができます。

あらすじ

 高校生 × 高校教師 

これはただの恋じゃない。

全寮制の男子校に通う小野は教師のイケダに恋をしていた。
高校3年の春、小野は彼が毎年3年生からひとりの生徒を選び、
1年間だけ肉体関係を持つという噂を耳にする。
古傷の語る謎、汗臭いセックスの日々、そして数々のウソ……
一体、誰が本当のこいと言っているのか?
真実とは何か?

身も心もボロボロな教師と正義感溢れる男子生徒の恋は、
悲痛で凄惨な過去と共に衝撃のラストを迎える。

レビュー

このブログを始めて三度目の梶本レイカさん。
「コオリオニ」以前に話題になっていた「高3限定」です。
大体どのサイトを見ても梶本レイカさんのご紹介のところにこのタイトルがあって、
ずっと気になっていた作品でした。
あらすじを読んだところ、学園モノ? 先生と生徒?
衝撃的と言っても学園モノでしょう?
これはわりとライトかもしれない。

甘かった

自分の甘さをどつきたくなるレベルです。
学園モノかと思っていたら、いつの間にかその地域にまつわる悍ましい話に発展していました。
些細なことだったのに、蓋を開けてみればとんでもない大事に繋がっていたと言いますか。

1巻の表紙は高校教師・イケダ(受け)の後ろ姿で、
背中に赤いアザのようなものがあります。装丁はUV厚盛かな、とても綺麗。
何かに浸食されていくイメージイラストかと思っていたらこれ、

アイロンの痕でした……ヒィ!(このアイロン痕の謎についてはまたのちほど)

梶本レイカさんの作品は、こういった身近に感じられるようなリアリティが怖い。
そして、イケダの身体。
作者の画風から描かれるキャラクターは元々手足が細くて長く、
そのうえ、イケダがガリガリの拒食体質なので骨と皮のような身体が際立って見えます。
そんな身体を綺麗だと欲情している小野(攻め)に対しても少し異常さを感じたり……。
精神攻撃やグロ描写の覚悟はしていたけどさすがに驚いたところもありました。
しかし1話の、二人が「高3限定」を結ぶ前のほのぼのとした学園生活から歯車が狂いだす感じ、
嫌いじゃないです。
始めから読み返していきつつ、レビューを書いて消化していきたいと思います。

ストーリー ★★★★★
作画 ★★★☆☆
衝撃の展開度 ★★★★★
サスペンス・サイコホラー度 ★★★★★
映画みたい ★★★★☆
読む人を選ぶ作品 ★★★★★




キャラクター

小野耕平[攻め]

全寮制の学園に通う高校生。背が高くて大らかで素直で明るい性格。
美容整形外科医の父とモデルの母親を持つ。
入学時からイケダに恋をしている。

イケダイクミ[受け]

卒業が近くなるとアザができてガリ痩せする。
高3限定」(下記参照)として1年限定の相手に酷いことをされているのではないかと噂されている。 選考の基準は「何でもかんでもベラベラおしゃべりしない セーシが出るイイ子」。

「高3限定」とは

一、愛人に選ばれるのは毎年1人
一、3年生であること
一、関係は卒業までの1年間
一、イケダにはなにをしてもいい

次回

読むのにも理解するにもほんと~~~~に時間がかかるので、
考察を含めた感想は1巻ずつ分けていこうと思います。
連続して投稿できないかもしれませんが、お付き合い頂けたら幸い。

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『Voice or Noise』動物と話せる大学教授と×弟子入り学生の、アニマルスイート・セラピー!

あらすじ

 大学准教授 × 中学生(→高→大) 

動物と話せる能力ってやつに憧れるか?

愛犬フラッピーが凶暴化した!?
獣医の紹介で振一郎(しんいちろう)が訪れたのは、大学助教授・成澤(なるさわ)のもと。
彼はなんと、動物のコトバがわかるのだ。
成澤と話したフラッピーが、おとなしい犬に戻るのを見て、振一郎は大コーフン!!
成澤の無愛想な反応にもめげず、弟子入りしたいと言い出して…!?

Voice or Noise(1)

Voice or Noise(1)

Voice or Noise(1)

[著]円陣闇丸

レビュー

BL小説界隈では知らない人はいないであろう円陣闇丸さんの漫画です。
普段BL小説を読まない方も本屋さん等で一度は見かけたことはあるのではないでしょうか。
主にBL小説の挿絵で活動をされているイラストレーターさんです。
わりとあっさりした画風で入り込みやすいかと思いますが、クセはかなり強いと思います。
意志の強そうな眉、雄々しい骨格、全身から滲み出る男の色気!
フェロモン出てます。雄々しく美しい……雄美しい……。

『Voice or Noise』は続きもので1巻は2003年発行で13年前……当時は私もガラスの十代でした。
そして今年2016年に最終巻の6巻が発売され、堂々完結!
13年もの間続いていたので作画はやはり少しは変化がありますが、変わらない美しさ。
(ちなみに私は3巻あたりが好きです。)

物語については<ストーリー>で。

ストーリー ★★★★☆
作画 ★★★★☆
ピュア度 ★★★★★
エロ度(途中から) ★★★☆☆
満足度 ★★★★☆
ハートフル ★★★★★




キャラクター

福王子振一郎(受け)

明るく、何事にも直球で好奇心旺盛な中学生→大学生。
恋人同士になってからは成澤さんに対してかなり積極的。

成澤成昭(攻め)

動物と話すことができる大学准教授。
生きものに対しての執着がない。ボルダリングが趣味。

アフト

成澤さんと同居している猫。成澤さんのよき理解者。
振一郎と成澤さんに限り、言葉を理解することができる。
しかし逆に他の動物たちとは話すことができない。

池上

振一郎行きつけの動物病院の先生で成沢さんの親友。
成沢さんが動物と話せることを知っている。振一郎に成澤さんを紹介した。

イサドア

成澤さんの家に居候することになった留学生。霊感体質を持っている。
モッサリしているが実は長髪美形の高校生。振一郎に懐く。

ストーリー

物語は飼い犬の悩みを抱えた中学生・振一郎が、
動物と話すことができるらしい大学准教授の成澤さんに相談をしにいくところから始まります。
話の中で、振一郎が中学生から高校生、大学生へと成長していきます。

1巻

1巻は一般誌でもいけるくらいの動物漫画です。
これはこれで純粋に面白い。

動物と話せたら、なんて動物を飼っている人であれば一度は考えることでしょう。
振一郎もそう、動物と話せる成澤さんが羨ましい! 自分も話せるようになりたい!
と、成澤さんに(勝手に)弟子入りします。
しかし、実際に話せたら煩わしいこともあると思います。
人間と違って動物に常識はありません。
人間は他人に向かって突然話しかけたりはしないのでしょうが、
動物はそこかしこに存在し、無遠慮に話しかけてきます。
日常を監視されているのと同じ。
度が過ぎるとストレスも同然……。
アフトという名前の成澤さんと一緒に暮らしている猫と話せることで、
振一郎に動物と話せる素質があると知った成澤さんは振一郎に同じ轍を踏ませたくないと、
そういったことに興味を持つことをやめさせようとしますが、
言っても聞かない振一郎に対してそのストレスを体感させます。
成澤さんに命じられた動物たちは楽しんでるのでちょっとギャグっぽくて可愛いです。笑
しかし、振一郎はそのストレスと同時に成澤さんが
どうしてこんな日常に耐えられているのかが怖くなり、距離を置くことに。
成澤さんは 振一郎に対してやめるように言っていますが、
自分のストレスを分かち合える理解者が欲しかったので、
実は振一郎をこっちの世界に引き入れたかったみたい ……。
成澤さんも孤独だったんだなと思わされます。
そんなことは知らず、試されていたことに激昂する振一郎。
数日後アフトが事故に遭ったと知り、急いで成澤さんの元へ駆けつけます。
軽症で済んだものの、自己の影響で振一郎とも成澤さんとも話せなくなってしまったアフト。
ショックを受けた振一郎でしたが、
育った境遇(動物と話せる)せいか特定の相手に対して執着というものがないので、
アフトが話せなくなってもなんとも思わないと言う成澤さん。
だが振一郎に対しては
「思い通りにならないとイライラするし、話しているとエネルギーをもらえる」
と、興味を持ち始めています。
アフトに対しても、自覚はしていないだけで多少なりショックを受けていそうな気も……。
「もっと成澤さんのことが知りたい、もっと特別になりたい。」
振一郎がそう思うところで1巻は終了。

2巻

アフトが喋れなくなって半年――。
最近成澤はスキンシップが過剰気味。
困惑しつつ振一郎はその手に少しずつ慣れてきた。
そんな時、夢の中でアフトに暴言を吐いてしまった振一郎は、衝動的に出張中の成澤の元を訪れる。
その夜、酔った成澤に「俺に会いに来たんだろ」と触れられた振一郎はやっと恋を自覚して!?

3巻

三年ぶりに帰国した成澤さんと、やっと一緒にいられる――。
恋人同士の甘い時間を密かに期待していた振一郎は、
成澤が留学生を同居させると聞いて大ショック!!
しかもそのガタイのいい高校生イサドアには懐かれ、振一郎の欲求不満は爆発寸前!?

4巻

留学生のイサドアに懐かれて、成澤さんと二人っきりになれない振一郎はストレスがついに爆発!!
逃げるように実家に里帰りしてしまう。 ちょうどその頃、動物たちの世界では、
「実体のない大きな犬が徘徊している」とペット達がパニック寸前…!?

5巻

屋根から落ちたイサドアを庇い、成澤は骨折してしまう。
入院先の病院で池上に出会った振一郎は、彼にアフトの元飼い主の名前を聞かされ興味津々。
久しぶりの二人きりに、院内でいちゃいちゃするけれど、
その帰りにアフトという飼い猫と遊ぶ少女と出会い!?

6巻

屋根裏で発見したアフトの首輪──振一郎(しんいちろう)がそれに触れた途端、
「アフトを返してくれ」と囁く霊が現れた!!
もしや飼い主のじいさんが、アフトを迎えに来ているのか?
死んでもなお想いを残し、執着する姿に、振一郎は動揺する。
成澤さんは、俺が幽霊になっても会いたい…?

まとめ

2巻で一先ずアフトの件はひと段落しますが3巻から一難去ってまた一難!
アフトがこの物語のキーとなるキャラクターです。
全体を通して成澤さんと振一郎の恋模様が動いていくので、
寸止めからなかなか進展しないでヤキモキしますが、
えっちなことをする場面は中学生から見守っているこっちとしては
「振ちゃんも大きくなって……(下ネタではない)」とい気持ちになってきます。笑
ライトに楽しめるお話かつ、考えさせられるところもあり、面白い作品です。

MEMORIAL BOOK

『Voice or Noise』の完結を記念して、
これまでに描き綴ってきた番外編や傑作短編を1冊にまとめた愛蔵版が満を持して登場!
二人のその後を描いた描き下ろしもたっぷり収録!
さらに、コミックスや雑誌の扉などのカラーイラストもB5版のミニ画集にして完全網羅!!
美麗なキャラメルBOXに2冊を封入した、ファン垂涎のコレクターズアイテム!

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実写映画化決定!『ダブルミンツ』二人一緒じゃなきゃ、生きてゆけない、お前は俺の半身。

あらすじ

 技術者 × チンピラ(同級生)

半カケ同士がくっついて、ボールみたいに転がって、
どこに行けるんだよ俺たちは。

『女を殺した―』電話の向こうから聞こえてきた高飛車な声は、
高校時代の同級生・市川光央だった。
同じ名前を持つ男・壱河光夫の胸中に、かつての隠微な記憶が蘇る。
忘れていた過去が、再び光夫を情熱の中に引き戻す。
共犯者として再会した二人の主従関係は、
少しずつ新しい形へと姿を変えてゆく……。

求め合ったのは偶然か必然か。
同じ名を持つ二人の男の運命の物語。

ダブルミンツ

ダブルミンツ

ダブルミンツ

[著]中村明日美子

レビュー

以前『コオリオニ』をご紹介した際に少しだけ取り上げた、
中村明日美子さんの『ダブルミンツ』が8年の時を経て実写映画化されるとの情報が発表されました!

キャラクター

市川光央 (受け)

いじめっ子気質のチンピラ。小柄で細い。ドS。
殺した女の処分をさせるために、高校卒業以来連絡を取っていなかった光夫を呼び出した。
昔から光夫をいじめているが、自分だから光夫に何をしてもいいと思っていそう。

壱河光夫 (攻め)

冴えない技術職のサラリーマン。身長が高い。
Mっぽいが飼い犬の手を噛みそうな犬。

ストーリー

プラトニックで執拗な歪んだ愛。
お互いの代わりなどいない執着系が好きな方、
どんな結末になろうとも、二人一緒にいて欲しい方におすすめです。
抗いながらも、無くした半身を補い合うように求めあう二人。

いじめ、DV、輪姦、リンチ、殺人、薬、SM……
光央が大概クズ人間なので胸クソ注意です。
二人とも女の子との絡みがあります。

暴力的な描写に関しては、激しめですがグロではありません。
作者さんの作画がシンプルでおしゃれなので、視覚的ダメージは大きくないです。
が、精神的ダメージはあるかもしれません。

蛇足ですが、なぜ『コオリオニ』の時に取り上げたのかというと、

普通に見える人間が一番ヤバい。

二人でいることでやっと人らしく生きていける。

と、思ったことが共通していたからでした。

ストーリー ★★★★★
作画 ★★★★☆
暴力描写 ★★★★☆
エロ度 ★★★★☆
歪んだ執着 ★★★★★
後味 ★★★★★




実写化

キャスト予想をしていたのですが、
光央は『まほろシリーズ』で素敵な893を演じてくれた、
印象的な目力の高/良/健/吾くんがピッタリだと思うのですがいかかでしょう……!
(短髪が似合っているので「短髪 高/良/健/吾」で是非ぐぐってみてください♡)
昨今のBL実写映画化の流れを考えたら若手俳優さんが起用されるのかなぁ。
どのくらいの規模の映画になるかでキャストも変わってくると思いますが、
大好きな作品なので楽しみ!

激しい輪姦シーンはどうなるんだろう……! ドキドキ

ドラマCD

【キャスト】
壱河光夫/(岸尾だいすけ)×市川光央/(野島裕史)

「逆なのでは……?」と思ったキャストでしたが、
お二人の熱演のおかげで聴いていく中でキャラに合ってきました。
ただ原作未読では分かりにくい部分もあるので、
読了後の視聴をおすすめします。

原画展

「アニメイトガールズフェスティバル2016」(AGF2016)にて、
2016年11月3日(木・祝)~6日(日)の4日間、
『同級生』シリーズの原画展【卒業式】AGF2016出張版が開催されています。

開催期間:2016年11月3日(木・祝)~6日(日)4日間
開催時間:10:00~18:00(最終入場 17:30)
開催場所:サンシャインシティ アルパB1 催事場
入場:無料

原画展の入場時にAGF2016のチケットを提示すると「原画展特製しおり」がもらえるそうです。

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『僕のハイスペック彼氏様』王道をブチ壊すハイテンション・コメディ!

あらすじ

 かわいい系サラリーマン(Ω)× ハイスペック社長(α)

スーツを剝ぎ取って逞しい肉体にむしゃぶりつきたい!

――平凡なサラリーマン・横道が抱きたい相手は、“一流の男”。
しかし人並みな自分に抱かれてくれるハイグレードな男はなかなかいない。
眉目秀麗、頭脳明晰、家柄の良い高スペックの男性を喘がせたい!
しかし普通の代名詞のような自分に抱かれてくれるハイグレードな男はなかなかいなかった。
悶々とした想いを抱えたある日、横道は暴れ牛に襲われる。
危機一髪で、彼を救ってくれた男こそが運命の相手だった。

“ 紫の牛の人”…烏丸厚。

絶大な地位と権力を持ちあわせ、世間からズレた思考を持つ若き社長・烏丸。
彼に一目惚れした横道は、今度こそ恋を成就させようと奮闘するが……!?

レビュー

スパダリ受け、いいですよね。
気持ちのいいほどギャグ漫画で笑いながら読みました。笑
ひたすらテンション高いです。

更にオメガバース。設定モリモリです。
Ωでありながらバリタチのサラリーマン・横道は、
恋人といい感じの雰囲気になるも、自分がバリタチということが分かるといつも振られてばかり。
いつものように友人の田中(β)に愚痴を聞いてもらっていたら、 突然闘牛に襲われてしまう。
危機一髪、華麗に助けてくれるのが、横道が務める会社の社長でαの烏丸さん。
何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった……。(突然のポル)
そんな感じです。常にボケとツッコミの応酬。
カップリングが逆なら王道一直線なんですが、
マリクと呼ばれる、アラブ人にさらわれた横道を助けに来たり、
初夜にお姫様だっこをしたり、大体攻めがやることを受けがやります。

ちなみに帯に「スーパー攻め様が受ける!!」と書いてありましたが、
ハーレクインや水上〇イ作品に出てきそうなエレガントな攻め様です(受けですが)。
家柄ルックス問題なし。高収入・高学歴・高身長。
アメッ〇スセン〇ュリオンカード出しちゃうし、リードしてくれるし、
ワインなんか飲んで風呂上がりを待っててくれるし、危険な時は助けてくれるんですが、
スーパー攻め様特有の力強さや強引さはなく、世間知らずで天然で可愛い部分があるので、
THE・スーパー攻め様!!な受けを求めている方はちょっと拍子抜けかも。
ハイスペックには間違いないですが、スーパー攻め様かと言われたら個人的にうーん?でした。
物足りなさを感じたので、もう少しオラオラした強引さを出してくれたら嬉しかったかも。
しかしスーパー攻め様の定義なんて人それぞれなので、是非見極めて欲しいと思います。

ストーリー ★★★☆☆
エロ度 ★★★★☆
作画 ★★★☆☆
ギャグ ★★★★☆
意外性 ★★★★☆

オメガバース

オメガバースとは、Ω、α、βで構成される、欧米で発祥したBLにおける特殊設定。

Ω(オメガ)

数はα性よりも少なく、しばしば絶滅危惧種として扱われることもある。
定期的に発情期が起きる。
発情期ならば男女問わず妊娠が可能。

α(アルファ)

生まれつきのエリート・ボス気質。
カリスマ性やリーダースキルを持ち、社会的地位が高い者に多く、全てにおいて優遇される。
数は少ない。

β(ベータ)

ごく普通の人間。
人口比率的にも最も多く、β同士で結婚するのが一般的。

*********

なお、詳しいオバガバースについての説明は巻頭4ページでもガッツリ使って解説してくれています。
ある程度の大体の知識がある方は読まなくてもストーリーに支障はありません。
ふわっと分かっていたら大丈夫です。
オメガバースについて知らない人は、今後のために知識のひとつとして読んでみたら楽しいかも。
ちなみに私はヒート時の射精の際に性器の根元が膨らむ仕組みを初めて知りました。

主要人物

横道勇(攻め)「僕はバリタチだ! お清めセックスは僕がする!」

ごくごく平凡なサラリーマンのΩ。
かわいい顔に反してバリタチ。
恋人といい感じになるもバリタチということが分かると振られてばかり。

烏丸厚(受け)「俺が本当のセックスを味わわせてやる」

横道が務める会社の社長のα。
海外生活が長く日本のことをよく知らない。
ハイスペック三高。

田中一郎(攻め)「出世のためなら友情などクソだ」

横道の幼馴染で同僚のβ。
金のためならなんでもする守銭奴。

マリク(受け)「はたして貴様がキズモノになっても変わらずに接してもらえるか」

アラブの石油王のα。
烏丸の幼馴染でツンデレ。
烏丸の恋人である横道を拉致する。

番外編

 守銭奴サラリーマン(β)× アラブの石油王(α)

田中強い! 田中は一度横道と烏丸の邪魔をしてくるマリクに買収されますが、
逆に横道と烏丸が買収し返すとマリクをキスとビンタで腰砕けにしてお持ち帰り。
田中に調教されたマリクは田中を第一夫人に迎えようとしますが、
田中はお金自体ではなく稼ぐ過程が好きなのだと突っぱねます。
今後どうなるか、二人のスピンオフに期待。

最後に

各所で言われてるみたいですが、確かにオメガバースである必要性はなかった。笑
二人が今後結婚するなら家柄とか跡取り問題からの、
玉の輿に乗った横道が嫁の立場で嫁姑問題に立ち向かうギャグとか読んでみたい。

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『スニーキーレッド』どん底からスタートするドSヤンキーとドM平凡のボコり愛ラブ!

あらすじ

 ドSヤンキー × ドM平凡 

「とんだ変態野郎じゃん」

平凡なフリーター・三崎(みさき)はタチの悪いヤンキー・釧路(くしろ)に執拗に狙われる日々を送っていた。
会えば顔が腫れるまで殴られ、ウンザリするばかり。
しかしその一方で、三崎の体は興奮に震えるようになっていく。
そんな三崎の変化に気づいた釧路は、彼を暴力的に犯し――?

スニーキーレッド

スニーキーレッド

スニーキーレッド

[著]たなと

レビュー

表紙でずっと気になってた作品。
絵に惹かれたのですが、正直表紙の雰囲気と内容に若干の抵抗がありました。
強い子をいじめるのは大好きなのですが、弱い子をいじめる嗜好はあまりないので。
いじめるというのも強い子が勝ち目のない相手に殴られても犯されても殺さんとばかりに睨みつけてくる威勢のよさに興奮します。
でもこの表紙の子はとっても怯えてるじゃないですか……。
あらすじを読んでも理不尽に一方的に殴られて犯されてそうじゃないですか……。
なのになぜでしょう、惹かれてしまいました。
(ちなみにヤンキーが受けなら最高だと思っていました。)

結果、食わず嫌いせずに手に取ってよかったです。
理不尽に殴られてはいますが、主人公自身気持ちが弱い子ではなくどちらかと言えば言いたいことはハッキリ言うタイプ。ごく普通の子です。
しかし諦め気味なのか殴られても抵抗という抵抗はしない。
殴られてもそんなに怯えてはいない。
あらすじでは「執拗に狙われる日々を送っていた」と書いていますが、あえて逃げずに受け入れているというか。
童顔な絵柄ですが意外にガタイもよくて二十歳越えています。
自己判断できる歳ですよね。
今なら分かります。
あの表紙の表情は怯えているのではなく興奮しているのだと……!

なるほどドM。

ストーリー ★★★★☆
エロ度 ★★★☆☆
ボコり度 ★★★★☆
作画 ★★★★☆
いろんな愛の形度 ★★★★★



主要人物

三崎隼斗(受け)

二十代。平凡なフリーター。
目つきが悪く、絡まれやすい。どちらかと言えば明るい性格。
釧路に殴られることで無意識に興奮を覚えるようになる。

釧路春政(攻め)

十代。三崎の家の近所のヤンキー大学生。頭がいい。
腹が立ったらすぐ殴る。殴りたいから殴る。それを悪いとも思っていない。

ストーリー

殴られて興奮して、それに気づいた釧路に犯されて、可哀想なはずなのに可哀想じゃないと思ってしまうのはやっぱり三崎が喜んでいるのが伝わるからでした……。
普通はヤンキーに目をつけられて見つかり次第殴られてたら怖くてびびってしまでしょうし、何より家に押しかけられて脅されて犯されるなんて恐怖以外の何ものでもないでしょう?
でも三崎はすんなり受け入れるのですよ。
「言いなりになってりゃそのうち飽きるだろう」と。
そして暴力がセックスに変わり、距離が縮まっていき、下の名前読んでキスなんてしちゃったりして……!
釧路の方が先に三崎にのことを意識し出しています。

ある時釧路が傷害で大学を停学になります。
なぜ殴るのかと三崎が聞けば、
「殴りたいから殴る以外に何もねぇよ」
その言葉に改めて失望した三崎でしたが、実際は嫉妬だったみたいで!?
そう自覚した矢先に、三崎は近所のヤンキーに絡まれ、殴られてしまいます。
釧路が偶然通りかかり一緒に逃げ切りますが、三崎がドMだからわざと殴られたのかと聞く釧路。

釧路「なぁ、わざとか?(中略)簡単に殴られてんなよ」

三崎「………なら…おまえだって誰彼構わずボコしてんなよ…」

オイオイオイ

「俺だけにしろって言ってんだよ!!!」

もう君らお似合いだよ!!!!!!

まとめ

可愛い顔にしっかりしているガタイ、興奮を煽る豊かな表情、リアルな日常感溢れる表現、おしゃれで独特でとても好きな作画です。
ストーリーに大きな展開はないのですが、ゆったり進んでいるようで二人の関係の明確な変化が伝わりました。
あれだけボコボコ殴ってたのに好きになったらなんか甘い……可愛い……ハッ、絆されている……!
番外編ではもう三崎を殴る気はないようですが、三崎が期待を孕んだ視線で見てくると言っています(無自覚らしい)。
でも酷い言葉投げたり強引に抱いている釧路もかなりイキイキしてるんですよね。
お互いだからやっていけるのでしょう。

ツッコミどころはたくさんありましたがクセになる面白さでした。
2巻も買ったので読みます。

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『Dear,MY GOD』2人の行く末を祈りながら読む、魂の救済BL。

あらすじ

 ジャンキー × 神父 

「アンタを俺の “ つがい ” にするよ」

カルト宗教に心酔している若者・リブを救おうと
教団に乗り込んだ神父のロースだったが逆に捕われ、監禁されてしまう。
「つがいになれば、2人とも救われる」
そう盲信したリブは、ロースにドラッグを飲ませ朦朧とする彼をむりやり犯すのであった。
教えを一途に信じるリブが不憫になり、ロースは甘んじてその関係を受け入れるが…。

Dear,MY GOD

Dear,MY GOD

Dear,MY GOD

[著]朝田ねむい

レビュー

ずっと気になっていた作品です。
表紙のイラストとデザインに惹かれたのと、なんと言ってもあらすじのインパクトがすごい。

宗教!ドラッグ!魂の救済!

アングラ要素てんこ盛り。期待が高まります。

ただひとつ、ショックだったのが私が期待していた受け攻めと逆だったということ……。
表紙と煽りで勘違いしていました。
神父×ジャンキーの襲い受け!?だと思っていたのですが表紙の金髪が攻めで黒髪が受けです。

好みの部分では残念でしたが、やはり内容が気になるので購入いたしました。
言うほど拘りはない方なので、神父が受けでも関係性的に十分萌えられたのですが、
きっと受け攻めが逆だったのなら個人的に神本だったに違いない。

ストーリー ★★★★☆
作画 ★★★★☆
ピュア度 ★★★☆☆
エロ度 ★☆☆☆☆
満足度 ★★★★☆
後味度 ★★★★☆



キャラクター

ロース(受け)

神父。物腰が柔らかくて慈悲深い。
過去ドラッグ中毒者だったっことからリブに自分を重ね、救いたいと教団に乗り込む。

リブ(攻め)

カルト宗教に妄信しているドラッグ中毒者。
教祖に言われるがまま盗みを働いている。
すがる神がいないと生きていけないタイプ。根は明るいが不安定。

他の登場人物がタンだったりミンチだったり……お肉。

カルト宗教

善義(神に金を献上する)を詰み「つがい」がいれば「幸福の地」(所謂「死」)へ行ける。
ドラッグは「幸福の実」と呼ばれている。

ストーリー

買い物に来ていたロース司祭はそこで強盗現場に出くわす。
店主に撃退され逃亡した犯人の少年を追いかけ問いただすと、カルト宗教の神の教えに従ったと言う。
その教祖に心酔し判断能力を失っている不安定なリブを放っておけず、教団に乗り込みリブと一緒にいられるように教祖に交渉し、軟禁生活を送ることになる。

リブは子どものようで、ロースに当たるわ、縋るわ、甘えるわ……。
すぐ人を信じてしまう(妄信的)ところや思い込みの激しいところがあり、とても不安定。
そういったことを話している時のリブの目は虚ろでかなりイってます。
熱い信仰心を持っているので、ロースが教えに背こうとしたり、信仰を語る時のガラリと変わる雰囲気に狂気を感じました。

心の葛藤や精神的な表現はあまりないので、感情移入は薄く、ちょっと物足りなさはあり第三者視点でドラマを見ている感覚。

エッチシーンについては無理やりが多いのでどちらかと言えば攻めのリブに萌えました。
ロースに縋りながら気持ちよさそうに涎を垂らしながら腰を振ってるのが可愛かった……!

満足度

2作品が収録されているのですが、どちらとも映画のようなドラマチックさがあります。
同時収録の「はなばなし」は多少ファンタジーでしたが、最後まで展開が読めずに面白かったです。

おすすめ作品

ジャンキー受けが読みたかった同志におすすめしたいのが西田東さんの「願い叶えたまえ」。ジャンキーがテーマというわけではなく、物語の中で受け(893)が薬に染まっていきます。身も心もボロボロになっていく受けを癒してあげたい攻めのお話。男に抱かれるなんて屈辱でしかないのに、身体が欲しがってしまうという葛藤や、愛を知らない受けが攻めに心を開いていく過程が素晴らしいです。一度は読んで頂きたい名作なので、また今度ご紹介したいと思います。

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