ボーイズラブ名作選 ~JUNE・耽美『間の楔』~

こんにちは、aomiです。「ボーイズラブ名作選 ~BLの歴史、予備知識編~」の時系列を踏まえて、今回はいよいよBL史に残る名作の数々をご紹介していきたいと思います。腕が鳴ります。
前回もお話ししましたが、SNSの普及もまだの時代、同人イベントにも行けない(むしろ存在を知らなかった)ような田舎の隠れ腐で読むとしたら商業しかなかったんですよね。
中学生の頃はお金もなかったので週5くらいブック〇フに通ってたのもいい思い出です。
休みの日には遠出して都心の大きなブック〇フに行き、テンションが上がりました。笑

ご紹介したい作品がたくさんあるので、お暇な時にでも「ほうほう昔にはこんな作品が」という風に興味を持って頂ければ幸い!

『間の楔』/吉原理恵子

脳以外は完全なる人工体であるイアソンが、気まぐれで拾ったスラムのリキを自分のペットとして手元に置くことで、本来あるはずのない感情がイアソンの中に芽生えていくお話。
JUNE作品を語るうえで絶対に外してはいけない、言わずと知れたJUNEの代表作でもある「間の楔(あいのくさび)」です。多くの腐女子のバイブル的存在! 私もその一人。
さらには美形鬼畜攻めと男前受けの元祖だと思います。

aomi
可愛い攻め×男前受けが大好きな私ですが、多感な時期に「間の楔」から影響を受けて潔癖長髪美形鬼畜攻め×強気男前受けも大好物!(^///^)

作家 吉原理恵子
発行 1990年
ジャンル SFファンタジー
作品傾向 純愛・ハード
カップリング 長髪美形エリート×スラムの頭
関係性 飼い主とペット

あらすじ

「私がリキを愛してる…と言ったらお前は笑うか?」

何もかもが管理された未来都市・タナグラ。
その片隅の、歓楽都市・ミダス郊外、特別自治区ケレス―通称スラムで不良グループを仕切るリキは、夜の街でカモを物色中、手痛いミスで捕まってしまう。
捕らえたのは、中央都市タナグラを統べる究極のエリート人工体・金髪のイアソンだった。
特権階級の頂点に立つブロンディーと、スラムの雑種―本来決して交わらないはずの二人の邂逅が、執着に歪んだ愛と宿業の輪廻を紡ぎはじめる…。
耽美SF大河ロマン。

レビュー

BLでも珍しいSF作品です。
どちらかと言えばニトロ〇ラスキラル系の、現代要素を兼ね備えたオリジナル近未来SF
架空都市や専門用語もたくさん出てきますが、すんなりと受け入れられると思います。
貧困格差が激しい時代、知能を持った不老不死の人工体(脳のみ生身)によって都市は管理されています。
減少傾向にある女性は隔離されており、男同士でパートナーの存在(ペアリング)になることも珍しくありません。
貧困層が暮らすスラムでの不良グループの頭である主人公・リキも、ガイという親友とペアリングをしていました。
好きだ愛してるだそういった恋人関係ではなく友情の延長線であり家族のような存在。性欲処理もその中に含まれます。
カリスマ性溢れ、自然と人を惹きつけるリキはあまり人に対して心を許さない一匹狼タイプでしたが、唯一心を許せる相手がガイでした。
そんな生活の中で、いつものように歓楽街でカモにスリを仕掛けたところでブラックマーケットを統括しているスーパーエリートイアソンによって捕らえられてしまう。

「ゾッとするほど怜悧な美貌であった。近寄りがたく、かつ、犯しがたい品位すら感じさせる男――それが、イアソン・ミンクだった」

aomi
絶対的な美しさと威圧感を醸し出し君臨するイアソンの表現が絶妙!

たかがスラムの雑種一匹、取るに足らないと見逃そうとするイアソンだったが、いけすかないエリートに借りを作りたくないリキ身体の取り引きを(あくまでも対等に)持ち掛ける。スラムの雑種風情に手を出すほど、苦労していないと相手にしないイアソンだったが、何が何でも借りを返そうと挑発してくるリキの意志の強い瞳にただ物珍しさだけで応じ、結果リキイアソンによっておもちゃにされてしまう。こんなつもりじゃなかったと、されるがまま扱われたことに屈辱を覚えるリキ
リキは若さゆえに怖いもの知らずで「売られた喧嘩は倍返し」という気性が荒く負けず嫌いの性格で、イアソンによって自分が粋がってるだけのただのガキだと格の違いを思い知らされたような感じもします。
その後、リキイアソンとのことは考えないようにと生活していましたが、とある依頼の仕事をこなしている時にイアソンと再会します。実は意図的にイアソンが仕向けた罠だったんですけどね。

aomi
ここの再開シーンはクリスタル文庫版の挿絵がとても印象的…!


そうしてイアソンによって捕らえられたリキのペット生活が始まります。

悶えポイント

・気位が高く、意志の強い瞳をしたリキを自分の従順なペットにするためにありとあらゆる調教をする。
ペットリング(貞操帯)装着により射精管理衆人環視強制自慰、世話係(虚勢済み無気力系「ファニチャー(家具)」として扱われている)にフェラさせる、など。痛みより快感による屈辱によって支配する。

・調教をしている時は衣服も乱さず手袋もしたままだったのに、初めて裸になって手袋も外してリキ自身と触れ合う時の二人の心境の変化。
リキもそのことに戸惑ってるのが萌え…!

・ペットは飼い主に直接抱かれることが少なく、大抵はペット同志でセックスさせてそれを見て楽しんでいるが、イアソンは自らの手で調教し、リキに一度も他のペットとセックスさせないのが萌え!!
一度女の子のペットとリキがイイ感じになっちゃったことがあってその時のイアソンの怒りっぷりったら…!悶

・エリートであるイアソンが同じくエリートであるラウールに、スラムの雑種であるリキを手元に置くことをやめるように言われるが、エリートとしての体裁よりもリキを側に置くことを選び、ラウールの忠告を拒否するイアソン
そこで私がリキを愛してる…と言ったらお前は笑うか?」の名言ですね。最高。

・誰かを好きになるという感情がない人工体であるはずのイアソンリキに対して抱くものとは執着か、それとも……。


あらゆる調教をされた3年間を終え、とある事件により理由もなしにリキはスラムに返されます。
ペット生活から介抱されたことに安堵し自由を謳歌するリキでしたが、その間誰とも関係を持たず、自慰もおざなりに。
イアソンでないと満足できない身体になってしまっていることを自覚したくなかったんですね。
そして一年後。
いよいよイアソンが様々な手段を使ってリキを迎えに来ます。
イアソン自身リキを手放す気などみじんもなく、ただペットリングを外し1年間くらい羽を伸ばさせてやろうとしただけでした。
イアソンに触られると反発したい気持ちに反して3年間じっくりと教え込まれた身体が疼きます。
身体がイアソンを欲していると嫌でも自覚させられたリキはとうとう…

「――して…くれ、よ…」

aomi
かんわいいいい~~!!つ///`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚萌
初めて自分でイアソンを求めるリキ…!

そうして再びリキにペットリングがはめられ、再度イアソンと共に生活を送るようになります。
ペットは割と若い子が多いんですが、大人になってまでエリート中のエリートであるイアソンのペット、しかもキスマークが絶える日がないほど抱かれているリキに他のペットは嫉妬です。
リキを手元に置くことでイアソンも外野からギャーギャー言われますが、聞く耳持たずリキと穏やかな日々を送っていたと思うんですよ。
リキを愛してからの、イアソンの深く執拗な愛情が言葉はなくともひしひしと感じてきて、胸が締め付けられます。

そんなある日、ガイリキイアソンのペットであることを知られてしまう……。

イアソンガイに対するそれぞれのリキの想いと選択を見届けて欲しいと思います。。

まずはハードカバー版をおすすめします

加筆修正された文庫版(クリスタル文庫は途中打ち切り、その後キャラ文庫で完結)も発売されていますが、吉原先生の文章の書き方が変わってクセが強くなりすぎているので、

是非ともはじめはハードカバー版を読んで頂きたい…!


OVAもリメイク版が発売されていますが、そちらも過去のものを…!
初代は、絶対的スーパーエリート長髪美形のイアソンは今は亡き塩沢兼人さん、一匹狼でクールだが破天荒でカリスマ性溢れるリキは関俊彦さんです。
二代目はイアソンが大川透さん、リキが伊藤健太郎さんです。

aomi
大川さんもとっっっても素敵なお声ですが、やはり塩沢さんがドンピシャでイアソンすぎて。あとイアソンの親友のラウールは速水奨さんです。耽美の黄金ペアすぎる…! 二代目ラウールは黒田崇矢さん。大川さんと黒田さんのペアも濃!

好みもあると思いますが、過去の作品ってセル画ならではの重みがあるんですよね。
正直、小説もOVAもリメイク版もファンへの蛇足に感じるので初めてお手に取られる方には過去のものからお手を出していただきたいです。
ハードカバー版も初代OVAも無駄なところが一切なく、ひとつの作品としてきれいにまとまっていて、まるで映画を見ている様。一生に一度読んで損はない作品です。
文庫版にはイアソンリキをペットにしていた3年間が濃密に描かれているので、ハードカバー版を読んだ後に文庫版を読めば一層楽しめると思います。

ちなみにこのレビュー、本を見ずに書いていますが我ながら植え付けられた記憶すげぇとなっています。記憶違いがあったらごめんなさい。m(__)m

吉原先生の作品は他にもご紹介したい作品があるので、まだまだ続きます!

「ジャッカス!」触っていいって誰が言ったよ。

あらすじ

 優等生 × 陸上部 

触っていいって誰が言った?

ズボラな姉のせいで、うっかりパンストを履いたまま登校した啓介。
このままではクラスの笑い者!!
危ういところを親友・正行の機転で乗り切るも、
保健室で着替えるさ中、正行が脚をガン見していて……。

Renta2016年上半期第3位、パンスト男子の青春デイドリーム。

描き下ろしは14ページ「篠原家」。
亜希子に彼氏ができて家を出た。そして空いた部屋には…… !?

ジャッカス!【電子限定おまけ付き】

ジャッカス!【電子限定おまけ付き】

ジャッカス!【電子限定おまけ付き】

[著]スカーレット・ベリ子

ストーリー ★★★☆☆
作画 ★★★★☆
エロ度 ★★★★☆
表情豊か ★★★★☆
青(性)春…? ★★★★★




レビュー

こんにちは、春のスカーレット・ベリ子祭3冊目『ジャッカス!』です。
こうも私のツボを刺激してくるのに、3冊連続で読んでもマンネリしてこないのは素晴らしい!

ジャッカス!』の読みどころはこちら。
青春漫画なのになぜこんなにもクセが強い?
思春期の葛藤ゆえの追いかけっこがもどかしくも可愛い。
他のカップルも気になる。

詳しくはストーリーで。

萌え要素ピックアップ登場人物紹介

啓介・受け

高校三年生。陸上部で美脚の持ち主。姉と二人暮らしをしている。
目つきが悪くて顔が怖いが正義感が強く優しい。体毛が薄い。

正行・攻め

高校三年生。啓介の親友で実は脚フェチ。
イケメンで物腰が柔らかく優しい更に金持ちで女子に人気がある。

克己・攻め

啓介の幼馴染で高校の後輩、保健医の荒巻と付き合っている。
小柄で可愛らしい顔をしているがドSでド攻め。
愛想が良く見た目優等生面しているが陰でたばこを吸ったり素行が悪い。
二丁目のデザイン事務所でバイトをしている。

荒巻・受け

保健医だったが、克己と交際しているうしろめたから学校を辞める。
三白眼の乾いた中年だが色気があり、克己の将来のことを真面目に考えている。

晴臣・受け(推定)

克己と同じクラスで、女の子っぽい克己を嫌悪している。
しかしその実は克己に対して恋心を持っており、克己によって自覚させられる。
偶然街で見かけた荒巻と克己のキスシーンを目撃し、写真を撮ってばら撒こうとしたが、
またしても偶然現れた保坂によって阻止され、あげく気に入られる。

保坂・攻め(推定)

克己のバイト先のデザイナー。晴臣がお気に入り。

見ての通り3組のカップルが存在していて、登場人物多!!
メインは男子高校生同士のお話になりますが、同時進行で2組のカップルも楽しめます。
いやしかし、こんだけの登場人物とカップルがいたら物語が拗れそうなものですが、
きれいにまとまっていて、構成力がすごい

ストーリー

青春漫画なのになぜこんなにもクセが強い?

親友の正行が身体目当てで自分に求愛してきて、複雑な啓介。
女相手みたいに扱われるのむかつくし、かと言って身体だけが目当てと言われると腹が立つ。
友情、恋愛、性欲、進学、思春期ゆえの葛藤がてんこ盛りの青春漫画です。
でもマニアックさが拭えない。はい。すべてはストッキングのせいです。
だらしのない姉のせいで学校でパンストを穿いてしまった啓介。
その現場を正行に見られたことにより正行の隠れた美脚フェチが明らかになる。
連れ込まれた保健室で強引に脚を堪能され、感じてしまう啓介だったが、
正行に啓介は女の子みたいに面倒じゃないし、脚は最高だし、
「俺にはお前がいいのかも」と言われたこと、
そして女の子に対する機嫌取りのように自分に対して
靴をプレゼントしてくる正行にどこかカチンときてしまう。
徐々に気持ちが正行に傾いていく啓介はそのことを見ないふりをして、
正行とは友達でいたいと伝え、粘り強く啓介を落としにかかっていた正行だが、
啓介のために元通りの友人関係の戻ることを了承する。
しかし、今までのことがなかったかのようにアッサリと元通りに振る舞う正行に対して、
どこか納得のいかない啓介は自分の恋心を自覚してしまう。

aomi
啓介に対して軽口で「そこまで引きずることじゃなくない?」「俺はもうなんとも思ってないから」と残酷な言葉を投げてくる正行にこっち(啓介)の気持ちも知らないで!! ってなる~~!!

そしてここから押せ押せの啓介が始まる……!

追いかけっこがもどかしくも可愛い。

啓介の脚に執着していた正行。
正行のために友人関係に戻るという名目でしたが、実は正行自身、
散々啓介をオナニーの道具としていたくせに啓介が自分に気持ちが傾いてきていることを察し、
気付かないふりをして「啓介が嫌ならやめる」といいつつ逃げただけだったのです……。

aomi
ノンケゆえのびびりとズルさと優しさの割合が最高に萌える!!

始めは正行の方が啓介に対して押せ押せなのに、恋愛感情が持ち出されると引いてしまう。
そのことに気付いた啓介は納得がいかず、今度は啓介が正行に対してグイグイいきます。
元の友達同士に戻ったが、正行の啓介の脚に対する興奮は変わらない。
そのことに優越感を覚える啓介はわざと脚を使って誘い、啓介を追い詰めていく。
二人が抱えているものが爆発し、ぶつけ合った後、
普段温厚な正行が本心に抱える不満を知った啓介はもう一緒にいることはできないと、
次の日、正行が(多分謝ろうとして)話しかけてきた時に
「(昨日は)なにもなかった。一緒にいるのも文化祭(二人は実行委員)が終わるまでだ」
と別れを告げる。

他のカップルも気になる

同時進行で進んでいくのが
克己×荒巻のカップル。
こっちはこっちで、先生と生徒という立場での葛藤、
克己はまだ高校生なのに中年の自分が側にいていいのかなど、さまざまな問題が発生します。
ちなみに、ノンケだった荒巻をアタックし続け
強引にゲイの道に引きずり込んだのは克己の方らしいです(笑
見た目ワイルドなのにいい人すぎて荒巻先生可愛い……。
ただ同時進行するわけでなく、この二人の関係が正行×啓介に影響を与えて、二人を導いてくれます。
更に更に、気になるのが保坂×晴臣のカップル。
克己と荒巻の関係にヒビが入るキッカケになる晴臣ですが、
キツく当たっていた克己に対して実は(多分攻めの立場で)恋をしていたっていうのも可愛いし、
最後には二人の関係を応援して潔く失恋するのもかっこいいし、
軟派な感じだけど優しくて面倒見のいい保坂さんに抱かれるのも時間の問題じゃないかな…笑

今後、2組のカップルのスピンオフにも期待しちゃう一冊でした♡
これにて春のスカーレット・ベリ子祭は終了です。
お付き合いありがとうございました!
みなさま良い新年度を!

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ

『四代目・大和辰之』クセっ毛保育士と掘られヤクザ、覚えている? あの日の約束。

あらすじ

 保育士 × 893の跡取り 

関東中心に勢力を広げる一大ヤクザ組織・大和会(おおやまとかい)。
その四代目である大和辰之(おおやまとたつゆき)はある恋に破れ、腑抜けた生活を送っていた。
見かねた若頭・浅生田(あそだ)はそんな彼に九州地区を統括させようとする。
だが福岡に着いても気分は乗らず、飲み歩いて公園で寝ていた辰之は、
突如何者かに連れ去られ、欲望にまみれた一夜を過ごす——!?

人気コミック「みのりの手」スピンオフ作品。
新鋭スカーレット・ベリ子、待望のデビューコミックス。
描き下ろし「非日常が日常」も収録。

電子書籍で人気爆発 Renta!2015年BLコミック部門、上半期ベストセラーランキング、第一位!

【コミックス版】四代目・大和辰之

【コミックス版】四代目・大和辰之

【コミックス版】四代目・大和辰之

[著]スカーレット・ベリ子

ストーリー ★★★★☆
作画 ★★★★☆
エロ度 ★★★★☆
表情豊か ★★★★☆
ドンピシャ度 ★★★★★

駿河屋スタッフ募集中

レビュー

こんにちは、春のスカーレット・ベリ子祭2冊目。
大本命『四代目・大和辰之』です。
前回『みのりの手』で登場した大和辰之のスピンオフになります。

前回のあらすじ
関東中心に勢力を広げる一大ヤクザ組織・大和会。
その四代目である大和辰之は家業を継ぐのを嫌がっていたが、
若頭・浅生田に送られた整体院の整体師・重藤稔によって調教されてしまう。
仕事に真面目に取り組みだした辰之だったが、
稔は長年の未練を断ち切り、想いを成就させて整体院を閉院。
辰之の前から姿を消したのであった——。

シリアスっぽく書きましたがそうでもありません。
なすすべもなくかなりあっさり失恋してます。
はやく辰之を幸せにしてあげたい……。

例によって今回もあらすじを読まずに読み始めました。
表紙で興味を持つものとあらすじで興味をもつものとありますが、
表紙で興味を持ったものは色々自分の中で妄想し、
期待が膨らんで良くも悪くも期待が裏切られたりして楽しく読むことができます。
今回、受けは把握していましたが攻めは全くの予備知識なしでした。
が、これがドンピシャ!
女顔で保育士で優しいお兄さん攻め
! 最高か?
個人的に、前回のみのり先生よりこっちの先生の方が可愛くて好みです♡

萌え要素ピックアップ登場人物紹介

大和辰之・受け

凶暴凶悪ヤクザ。24歳。俺様でわりとえっちにもノリノリ。
の過去を知って守りたいと思う(そして守る)。
尻で抱くタイプの包容力受け。

小鹿望・攻め

ゆるふわ系保育士。多分辰之より年上。
女顔を眼鏡で隠している。辰之のことが大好きだが無理強いはしない。
絶望の淵の中、辰之に救われた過去がある。死にたがりの生きたがり。

櫓木

が勤めている保育園の園児の父親で金貸し(金融)。
旧知の仲である辰之の父親が好きで、
辰之を利用し父親を手に入れたいと思っている。

ストーリー

四代目になるための修行と称して、
九州ブロックを統括してくるように若頭・浅生田(あそだ)は辰之福岡に送り出す。
しかし、どうしてもみのり先生を思い出してしまう辰之は福岡の繁華街でヤケ酒を煽っていたが、
悪酔いして夜の公園で倒れているとみのり先生に似た男に助けられる。
そのまま男の家で介抱されるが、みのり先生だと思い込んでいる辰之は男を誘う

aomi
焦がれて焦がれてずっと待ち望んでいたみのり先生に抱かれ(ていると思ってい)る辰之が与えられる快感に従順で健気でとっても可愛い……!

あつ~い一夜が明けて、目覚めて混乱している辰之をよそに暴走する謎の男。
「ずっと……会いたかったよ!」
誰だこいつってなりますよね。笑
逃げようとする辰之に、昨晩の動画(男は記念と言っている)を撮られていたということが分かる。
「運命の人だ」とか、「俺の人生を変えてくれた」とか、「昨日は素敵だった」とか、
相手のペースに流され、男はそのまま出かけて行ってしまう。

動画を消去するために、男が書き置いていったメモの場所へ行くと、そこは保育園だった。
男は小鹿望という名前の保育士だということが分かる。
どうして辰之のことを知っているのか、話は彼の悲惨な過去の話に遡る。

その話を聞いた辰之は昔のことだと、家業だって継ぐつもりはないと突っぱねる……。

辰之が保育園に来ている際に娘を迎えに来た櫓木とひと悶着後、辰之に対して
「デートをして、その時間内に自分に気付かれずに
上着のポケットからスマホを奪い取れたら例の動画を消す」

という勝負を持ち掛ける。
条件をのむしかない辰之の執着ぷりに対して迷惑そうに
「気持ち悪ぃんだよ」という言葉を投げるが、
「端から好きになってもらおうなんて思ってない」ということを伝える。

aomi
想うことだけで満たされている辰之に対する恋心に健気萌え……。
自分の人生を救った辰之の存在がそれほど大きいんだろうね。かわいい。

自己嫌悪に陥り、夜の街で暴れた際にソープから逃げ出した女を
捕まえに来た黒服の邪魔をしてしまったことでオトシマエをつけることになってしまった辰之
ソープが櫓木の店だったことから、櫓木に女の借金も合わせて2000万を請求されるが、
父親には頼ることは絶対にしたくない辰之
前回保育園での様子を見て、の過去を知っている櫓木は辰之が寝たことを察して
の身体を使って支払わせてもいいと持ち掛けてくる。
そんなことさせられるかと逆上した辰之だったが、
「君には何ができるの? 」という櫓木の言葉に反論できず……。

aomi
櫓木に抱かれる前に、
には何も言わずにたくさん抱かれるのが萌えです……。
自分のために身体を鍛え、
自分のために生きてきた目の前の男を味わう辰之
確実に辰之の気持ちがに傾いてきているのが分かる……;///;萌

その後の萌えポイント
電話越しにに名前を呼ばれ心地よさと切なさの中で別の男に抱かれる。
普段は温厚な辰之のことになると激情を露にする。
櫓木の辰之の父親に対する想いの行方は……。

読み終えて

後日談の二人の甘くてえっちな描き下ろしもあって読み応え満載の一冊でした。
やっぱり受けながらも攻め気を忘れない辰之がえっちで可愛い。
押され気味のが雄むき出しにしてくるところも相当萌えます。
の不意に出てくる博多弁も可愛い♡
あと、出会った当初は辰之に奉仕の人だったがわがまま言っちゃったりして、
かなり二人の関係が深まってきてるのが分かる!!
なんだかんだ、辰之って包容力系の甘やかし受けなとこあるし、
二人の相性バツグンじゃない!?
関係性がより良い方向に傾いていってるのも素敵だなぁと思いました。
ラストは甘やかしてくれる辰之に対して分からないように泣きそうな顔してるが!!!!
親に愛されず、トラウマを抱えながら辰之を支えに生きてきて、
幸せになれてよかったね!!!!!!!!!涙

あ、このレビュー読み返してハッとなったけど、
最初は辰之を幸せにしてあげたい一心だったのに最後は素での幸せを喜んでた……。笑
でも辰之を幸せにしたことで辰之幸せになったね。
二人とも末永くお幸せに!!

ではではお付き合いありがとうございました!

『みのりの手』みのり先生の純情官能マッサージ日記

あらすじ

 美形整体師(総攻め) ×  893・芸能人・スポーツマン同級生 

評判の美形整体師、重藤稔(しげふじみのり)のもとには
ヤクザから芸能人までさまざまな客が訪れる。
ここで「スペシャル」な施術を受けた彼らは身も心も下半身も
リラックスして再び仕事に戻ってゆくのだ。
みのり先生のドSの入ったクールな性格も魅力らしい。
そんなみのりには雨の日に思い出すある記憶があった。
ぬかるみのグラウンドと、胸が締め付けられるようなあいつの笑顔と――。

その後のみのりと壮太の日常を描いた描き下ろし「日常会話」、
短篇「幸せのかたちB4サイズ」も収録した、
新鋭スカーレット・ベリ子、待望のデビューコミックス。
Renta!2014年BLコミック部門、ベストセラーランキング第1位!

【コミックス版】みのりの手

【コミックス版】みのりの手

【コミックス版】みのりの手

[著]スカーレット・ベリ子

ストーリー ★★★☆☆
作画 ★★☆☆☆
エロ度 ★★★★☆
表情豊か ★★★★☆
性癖を刺激する度 ★★★★☆




レビュー

お久しぶりです。aomiです。
目まぐるしい毎日でレビューを書くのが約二ヵ月ぶりになってしまいました……。汗
積み本が増える一方です。

今回ご紹介するのはスカーレット・ベリ子さん。
見た目攻めらしい方が受けだと評判で以前から気になっていた作家さんで、
先日職場の同僚におすすめされ、いざ読んでみようと立ち上がりました。

というわけでまだまだ寒い日も続きますが、春のスカーレット・ベリ子祭です。
ラインナップは下記のとおり。
みのりの手
四代目・大和辰之
ジャッカス!
個人的には『四代目・大和辰之』が非常に気になる……!
と、訴えると
『みのりの手』のスピンオフになるので『みのりの手』から先に読んでください
とのことでした。
ほほう。

ここからは基本的にネタバレになります。

カルテ①

っていきなり目当ての893キターーーー!?
初っ端から反抗的にキャンキャン鳴いててとっても可愛い。
893の息子だが跡目を継ぎたくないと息巻いてる大和辰之くんがやってきたのは
世話係に紹介された、重藤稔が営む整体院。
こういったタイプの職業モノの萌えって、
ズバリ医療行為に対して受けが気持ちよくなっちゃうこと。
えっちなことが目的ではなく、身体の不調と治すために施術されているのに、
触られるのが気持ちよくて身体が反応しちゃう。

そんな自分に対して恥ずかしくなるのとかとってもかわいいですよね。
治療なのに感じちゃってイケナイ子♡ってやつですよ。萌
辰之も同様、みのり先生に敏感な部分を触られ反応してしまい、
相手はただの優男だ静まれ静まれと自分に言い聞かせていたのですが、
みのり先生の優しそうな表情の裏に隠されたドSが発動。
筋肉を弄られて身体が麻痺してしまい、あれやこれやと快感を与えられてしまう。
実はこのみのり先生、世話係に頼まれて若である辰之の調教を頼まれていたのであった。

「お外に出たらいつもの怖いあなたに戻って お仕事をがんばる
ちゃんとできたらまたご褒美をあげる ね? お返事は?」

そんな甘く優しい言葉に頷くしかない辰之でした。
生意気で偉そうなDQNが優しいお兄さんの手練手管で従順になっていくの萌える~~!
施術が終わり、借金の取り立てに向かう辰之
先生に惚れたな。

カルテ②

先生の次のお客さんは裏表激しい生意気な芸能人です。
実は、あらすじを全く読まずに読み始めたので、
整体師が客を次々に抱いていくという流れだと知りませんでした。
ええーー辰之とはどうともならないの!?
まぁ、まさに先生的にはオシゴトの一つだったんでしょう。
健気でツンデレ可愛いDQN受けを愛して幸せにしてあげたい私はいささかショックでした。

「カルテ②」に関しては傷心だったことと、
あまり受けがタイプではなかったので割愛させていただきます。
ところどころイケメン青年風に描かれているのですが、
コマによって身体つきが細く華奢になったり顔が丸こく可愛くなったりしちゃうところが残念……。

カルテ③

表紙のカップリングで、これがメインのお話になります。
1、2話はわりとエロメインのお話でしたが、ここからガラリとシリアスに突入します。
「カルテ②」の芸能人編で整体院にカメラが入ったことで、
みのり先生をずっと探していた男が突然押し掛けてくる。
大学時代の同期で、みのりマネージャーをしていたサッカー部の元エースで恋人だった壮太だ。
壮太は大学時代に脚を壊していて、それを止められなかったみのりは自分を責め、姿を消した。

萌えポイント

1、昔の話をしようとする壮太無理やり犯して黙らせるみのり
2、尋ねるたび無理やりな行為を何度も迫られ、突き放されるが食い下がらない壮太
3、自分が許せないみのりを包み込む壮太スパダリ包容力受け

どんなに酷い抱かれ方をしようと、突き放されようと、
みのりを追いかけ続けた壮太がちゃんとセックスできた時、
もうどこにも行くなという意味で密着した体位を要求するのが萌え…♡
その後店を畳み、壮太の元で一緒に選手のサポートをすることになったそうです。
みのり先生幸せになってよかったね。

しかしですよ。
描き下ろしで辰之が先生に置いて行かれて失恋してるひとコマ。。。
切ないから早く幸せにしてやって!!

あと、この時はかなり不安定な絵柄で線も細いですが、
描き下ろしで絵が、というよりタッチ?など表現力含めた画力がごっつ上達されている……!
これがデビュー作らしいですが、次の作品読むのが楽しみです。

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ

『真夜中のオルフェ』…悪夢が怖くて眠れない。

あらすじ

 癒し系イケボ後輩 × トラウマ系不眠症 

おやすみ、一紫さん

……悪夢が怖くて眠れない。
幼い頃の記憶とひどい悪夢にうなされ、不眠症の一紫。
しかし同僚の和深の低くて優しい声を聞いていたら不思議と眠気を誘われ
……そのまま昏倒してしまった。

自分が傍にいると一紫が深く眠れる事を知った和深は、
なんと「一緒に暮らしますか!」と言いだして!?
三十路の男がお腹をポンポンされて寝かしつけられる奇妙な同居生活に
一紫は申し訳なく思いつつも、和深の存在が大切なものになっていく。

真夜中のオルフェ

真夜中のオルフェ

真夜中のオルフェ

[著]ビリー・バリバリー




レビュー

久々に王道! なBLを読んだ気がします。
最近リバだったり死ネタだったりケモだったりSMだったりを
(好きなのですが。笑)読んでいたので逆に新鮮でした。
王道は王道と言われるだけあってよいもの。
一番ときめいたのが、攻めの存在です。

眠ると決まって暗闇の部屋の悪夢をみることから受け・一紫は
日夜多忙な日々を送りながら眠ることもできずに不眠不休の生活が続いていた。
そんな中、会社の後輩である攻め・和深の話し声を聞いていると
心地よくなりそのまま昏睡してしまう。

かっこよくていい声で本当に優しい和深くん。
お話の中でも、一紫のことを癒したいとそれだけを考えています。
ひとつダメなところと言えば、料理ができないところ。
なので一紫の安眠と引き換えに料理を振る舞ってもらうという条件で一緒に暮らすことになります。
同居を始め、年上だけど割と天然入ってる一紫に庇護欲をかきたてられてます。笑
そうして一紫も和深くんの存在が大きくなり、
暗闇の部屋のドアを開けられたというのが素敵でした。
大きな展開や衝突などはありませんが、
包み込む和深くんと救われる一紫の関係がただひたすらに温かい。

トラウマを克服し、同棲生活も滞りなく幸せ♡ って時に一紫のお父様が登場。
これがまた美中年!かっこいいです。※若い頃も相当かっこいいです。
今まで一紫を診ていた心療内科医である春海さんとも旧知の仲のようで、
美中年同士眼福であります。
もしや、これは中年BLのスピンオフ!? かと思いましたが違いました。笑
「男と付き合うなんてお父さん認めませんよ!」の展開でした。
なんだこのお父さん可愛い。

エロシーンについては、雰囲気重視でさらっとしていますが、
幸せかーー!! と叫び出したくなります。

ストーリー ★★★☆☆
作画 ★★★★☆
エロ度 ★★☆☆☆
純愛度 ★★★★☆
王道 ★★★★★

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村

ポチっと押して頂ければ嬉しいです。


駿河屋スタッフ募集中


『Voice or Noise』動物と話せる大学教授と×弟子入り学生の、アニマルスイート・セラピー!

あらすじ

 大学准教授 × 中学生(→高→大) 

動物と話せる能力ってやつに憧れるか?

愛犬フラッピーが凶暴化した!?
獣医の紹介で振一郎(しんいちろう)が訪れたのは、大学助教授・成澤(なるさわ)のもと。
彼はなんと、動物のコトバがわかるのだ。
成澤と話したフラッピーが、おとなしい犬に戻るのを見て、振一郎は大コーフン!!
成澤の無愛想な反応にもめげず、弟子入りしたいと言い出して…!?

Voice or Noise(1)

Voice or Noise(1)

Voice or Noise(1)

[著]円陣闇丸

レビュー

BL小説界隈では知らない人はいないであろう円陣闇丸さんの漫画です。
普段BL小説を読まない方も本屋さん等で一度は見かけたことはあるのではないでしょうか。
主にBL小説の挿絵で活動をされているイラストレーターさんです。
わりとあっさりした画風で入り込みやすいかと思いますが、クセはかなり強いと思います。
意志の強そうな眉、雄々しい骨格、全身から滲み出る男の色気!
フェロモン出てます。雄々しく美しい……雄美しい……。

『Voice or Noise』は続きもので1巻は2003年発行で13年前……当時は私もガラスの十代でした。
そして今年2016年に最終巻の6巻が発売され、堂々完結!
13年もの間続いていたので作画はやはり少しは変化がありますが、変わらない美しさ。
(ちなみに私は3巻あたりが好きです。)

物語については<ストーリー>で。

ストーリー ★★★★☆
作画 ★★★★☆
ピュア度 ★★★★★
エロ度(途中から) ★★★☆☆
満足度 ★★★★☆
ハートフル ★★★★★




キャラクター

福王子振一郎(受け)

明るく、何事にも直球で好奇心旺盛な中学生→大学生。
恋人同士になってからは成澤さんに対してかなり積極的。

成澤成昭(攻め)

動物と話すことができる大学准教授。
生きものに対しての執着がない。ボルダリングが趣味。

アフト

成澤さんと同居している猫。成澤さんのよき理解者。
振一郎と成澤さんに限り、言葉を理解することができる。
しかし逆に他の動物たちとは話すことができない。

池上

振一郎行きつけの動物病院の先生で成沢さんの親友。
成沢さんが動物と話せることを知っている。振一郎に成澤さんを紹介した。

イサドア

成澤さんの家に居候することになった留学生。霊感体質を持っている。
モッサリしているが実は長髪美形の高校生。振一郎に懐く。

ストーリー

物語は飼い犬の悩みを抱えた中学生・振一郎が、
動物と話すことができるらしい大学准教授の成澤さんに相談をしにいくところから始まります。
話の中で、振一郎が中学生から高校生、大学生へと成長していきます。

1巻

1巻は一般誌でもいけるくらいの動物漫画です。
これはこれで純粋に面白い。

動物と話せたら、なんて動物を飼っている人であれば一度は考えることでしょう。
振一郎もそう、動物と話せる成澤さんが羨ましい! 自分も話せるようになりたい!
と、成澤さんに(勝手に)弟子入りします。
しかし、実際に話せたら煩わしいこともあると思います。
人間と違って動物に常識はありません。
人間は他人に向かって突然話しかけたりはしないのでしょうが、
動物はそこかしこに存在し、無遠慮に話しかけてきます。
日常を監視されているのと同じ。
度が過ぎるとストレスも同然……。
アフトという名前の成澤さんと一緒に暮らしている猫と話せることで、
振一郎に動物と話せる素質があると知った成澤さんは振一郎に同じ轍を踏ませたくないと、
そういったことに興味を持つことをやめさせようとしますが、
言っても聞かない振一郎に対してそのストレスを体感させます。
成澤さんに命じられた動物たちは楽しんでるのでちょっとギャグっぽくて可愛いです。笑
しかし、振一郎はそのストレスと同時に成澤さんが
どうしてこんな日常に耐えられているのかが怖くなり、距離を置くことに。
成澤さんは 振一郎に対してやめるように言っていますが、
自分のストレスを分かち合える理解者が欲しかったので、
実は振一郎をこっちの世界に引き入れたかったみたい ……。
成澤さんも孤独だったんだなと思わされます。
そんなことは知らず、試されていたことに激昂する振一郎。
数日後アフトが事故に遭ったと知り、急いで成澤さんの元へ駆けつけます。
軽症で済んだものの、自己の影響で振一郎とも成澤さんとも話せなくなってしまったアフト。
ショックを受けた振一郎でしたが、
育った境遇(動物と話せる)せいか特定の相手に対して執着というものがないので、
アフトが話せなくなってもなんとも思わないと言う成澤さん。
だが振一郎に対しては
「思い通りにならないとイライラするし、話しているとエネルギーをもらえる」
と、興味を持ち始めています。
アフトに対しても、自覚はしていないだけで多少なりショックを受けていそうな気も……。
「もっと成澤さんのことが知りたい、もっと特別になりたい。」
振一郎がそう思うところで1巻は終了。

2巻

アフトが喋れなくなって半年――。
最近成澤はスキンシップが過剰気味。
困惑しつつ振一郎はその手に少しずつ慣れてきた。
そんな時、夢の中でアフトに暴言を吐いてしまった振一郎は、衝動的に出張中の成澤の元を訪れる。
その夜、酔った成澤に「俺に会いに来たんだろ」と触れられた振一郎はやっと恋を自覚して!?

3巻

三年ぶりに帰国した成澤さんと、やっと一緒にいられる――。
恋人同士の甘い時間を密かに期待していた振一郎は、
成澤が留学生を同居させると聞いて大ショック!!
しかもそのガタイのいい高校生イサドアには懐かれ、振一郎の欲求不満は爆発寸前!?

4巻

留学生のイサドアに懐かれて、成澤さんと二人っきりになれない振一郎はストレスがついに爆発!!
逃げるように実家に里帰りしてしまう。 ちょうどその頃、動物たちの世界では、
「実体のない大きな犬が徘徊している」とペット達がパニック寸前…!?

5巻

屋根から落ちたイサドアを庇い、成澤は骨折してしまう。
入院先の病院で池上に出会った振一郎は、彼にアフトの元飼い主の名前を聞かされ興味津々。
久しぶりの二人きりに、院内でいちゃいちゃするけれど、
その帰りにアフトという飼い猫と遊ぶ少女と出会い!?

6巻

屋根裏で発見したアフトの首輪──振一郎(しんいちろう)がそれに触れた途端、
「アフトを返してくれ」と囁く霊が現れた!!
もしや飼い主のじいさんが、アフトを迎えに来ているのか?
死んでもなお想いを残し、執着する姿に、振一郎は動揺する。
成澤さんは、俺が幽霊になっても会いたい…?

まとめ

2巻で一先ずアフトの件はひと段落しますが3巻から一難去ってまた一難!
アフトがこの物語のキーとなるキャラクターです。
全体を通して成澤さんと振一郎の恋模様が動いていくので、
寸止めからなかなか進展しないでヤキモキしますが、
えっちなことをする場面は中学生から見守っているこっちとしては
「振ちゃんも大きくなって……(下ネタではない)」とい気持ちになってきます。笑
ライトに楽しめるお話かつ、考えさせられるところもあり、面白い作品です。

MEMORIAL BOOK

『Voice or Noise』の完結を記念して、
これまでに描き綴ってきた番外編や傑作短編を1冊にまとめた愛蔵版が満を持して登場!
二人のその後を描いた描き下ろしもたっぷり収録!
さらに、コミックスや雑誌の扉などのカラーイラストもB5版のミニ画集にして完全網羅!!
美麗なキャラメルBOXに2冊を封入した、ファン垂涎のコレクターズアイテム!

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村

ポチっと押して頂ければ嬉しいです。

『かわいい悪魔』悪魔のごとき美貌で悪魔よりも凶悪!

あらすじ

 俺様(天使→美形)× 優等生 

俺が欲しいって思ったらもう俺のもんなんだよ。

メガネをかけた完璧な優等生の秋吉透は、
幼い頃から「かわいい」「きれい」と言われ続け、
男として劣等感を抱いていた。
そんな秋吉は、世にも稀な美少年・成瀬楓太に告白される。
男からの告白など迷惑でしかない秋吉は当然断るが、
キレて態度が豹変した成瀬に犯されてしまう!!
彼の恐るべき本性を知り、逃げ回る秋吉の運命は――!?

かわいい悪魔

かわいい悪魔

かわいい悪魔

[著]斑目ヒロ

レビュー

もう読まれてる方も多いかと思います。
1巻は約10年前の漫画なんですが、シリーズとしてはまだ続いてる人気シリーズ作品です。
斑目ヒロさんの描かれる攻めはとにかく美しい。
そして全身から滲み出る雄臭さ。
そこら中に撒き散らかすフェロモン。
受けはそういう攻めに振り回されていたり。
平凡なタイプ(素材はいい)ですがエロシーンになったらかなり色っぽく豹変しちゃいます。
超絶美形の俺様に振り回されて愛されて羨ましいような不憫なような……笑

ストーリー ★★★★☆
エロ度 ★★☆☆☆
コメディ度 ★★★★☆
作画度 ★★★★★
ドSに愛され度 ★★★★★




キャラクター

秋吉透[受け]

高校一年生。優等生で幼いころからきれい、かわいいと言われ続け、
男として劣等感を抱いている。鈍いところがある。

成瀬楓太[攻め]

成瀬家三男。高校一年生。秋吉のクラスメイト。
可愛らしい世にも稀な美少年で、学校中の生徒からアイドルのように崇拝されているが実は……
凶悪悪魔
夏休みを境に超絶美形の青年へと成長する。

市井寿史

高校一年生。楓太の幼馴染でクラスメイト。
顔は怖いが根はやさしくて天然のお花畑。

成瀬翔太

成瀬家次男。世界的ヘアスタイリストで幼いころから寿史のことが好き(変態的)。

成瀬雷太

成瀬家長男。カリスマ青年実業家。

ストーリー

「ぼっ、僕とお友達になってくださいっっ!」

真面目な高校生・秋吉(受け)は、ある日突然学校のアイドルの成瀬楓太(攻め)に告白される。
華奢な身体に透けるような白い肌。色素の薄い髪や瞳にさくらんぼのような唇。
親衛隊にいつも守られている小動物のような楓太。
そんな楓太に告白された秋吉は……

ドン引き。

なぜなら秋吉も小綺麗な顔立ちをしていて、
「きれい」「かわいい」という言葉にコンプレックスを抱いていたから。
「どんなに言っても無理なものは無理だ」とスッパリ断ると、
その瞬間楓太の雰囲気がガラリと変わります。

「……そう……しょうがないね……じゃあ……犯す

豹変っぷりがすごい。言葉遣いも変わってる。笑

「ったく、折角譲歩してお友達から始めましょうって段階踏ませてやるって言ってんのにさぁ――
ま、俺としては一気にコトが進んで万々歳だけど――?」

とりあえず自分の美貌とぶりっ子で秋吉をコロっと取り込んで、
あとからパックリ食おうって魂胆だったけど上手く乗ってこないから
手っ取り早く実力行使することにしたんですな♡
こうやってめでたく? 秋吉は悪魔・成瀬のおもちゃになったのでした。

ジャイアンな楓太でしたがなんだかんだで秋吉のことが好きで、
でも鈍い秋吉には全くそんな気持ちが伝わらず迷惑がる日々が続く。
夏休みなり、これで楓太から解放される!
ということで祖母の家でバケーションを満喫した秋吉でしたが、
新学期に入ると自分の前にとんでもない美形が現れる。

――――…誰?

夏休みの間に成長期になった楓太!
親衛隊たちは阿鼻叫喚、女子たちは周りに集り環境が一変します。

萌えポイント①

「俺を夏休み中ほったらかして、随分と長いバカンスだったな」と、
そのままトイレに連行され、身長も伸びて体格も自分より格段に良くなって、
いつもと全然ちがう楓太に抱かれる秋吉。

なんかいつもと違う、なんかいつもより恥ずかしい――…食われる

これはつまりいつもより興奮してますね?///

萌えポイント②

立派な男に成長した楓太の周りには常に女の子が集まってきます。
しかし楓太は気にせず秋吉に構っているのに対して
いい気分がしない女子たちは秋吉に嫌がらせをしてきます。
楓太の前でみじめな思いをした秋吉はいたたまれません。
そこで女子の一人が
「それより成瀬君(略)成瀬君に彼女がいてもマキは浮気でもいいよお?」
とモーションをかけてきます。
しかし楓太は
「何気安く触ってんだスベタ(略)俺が浮気なんかするかバ――カ
安いことばっか言ってんじゃねぇ。――いいか?」

秋吉を抱き寄せ

「こいつはおれのものなんだよ」

かっこいい。ひたすらかっこいい。
しかし秋吉の心を動かしたのはきっともうひとつの楓太のやさしさ……。
(無くした大事なものをこっそり見つけてきてくれた)
秋吉はツンデレで、お礼も言えないけど楓太は
「おまえのそういうとこほっとする…秋吉まで変わったら…寂しいじゃん」

殊勝な態度で秋吉を抱き寄せ、ニヤリとほほ笑む悪魔でした。

ドラマCD

【キャスト】吉野裕行(成瀬楓太)×鳥海浩輔(秋吉徹)
理想的なキャスト……!
吉野さんのブリ声から豹変した俺様の楓太、
鳥海さんの真面目なのにお茶目で不憫で可愛い秋吉。
寿役の三宅健太さんのほわほわの演技もとっても可愛かったです。
笑って萌えてギャップが楽しめるCDでした!

2巻『いとしい悪魔』

超美形でカリスマ的存在ながら性格は極悪の成瀬楓太と、
そんな彼になぜか好かれてしまいつきあうことになった優等生の秋吉透は、
二人そろって同じ大学に進学する。
しかし、学部が違うためすれ違いの日々。
そんな時、大学で知り合った成瀬の旧友の檜山千晶に優しくされ、
秋吉は誘われるままコンパに行ってしまい――!?

3巻『こいしい悪魔』

ありえないほどの超絶美形でありながら、
性格はドSで悪魔でエロ魔神の成瀬楓太に好かれてしまった秋吉透は、
大学進学を機に強制的に成瀬と同棲生活をすることに!
当然、夜の生活を警戒する秋吉だったが、
なぜか一向に手を出してこない成瀬に対し逆に悶々とする毎日。
そんなある日、成瀬が事故に遭い幼児退行してしまい――!?

スピンオフ

『悪魔は微笑む』

 変態カリスマ美容師 × 強面天然高校生 

美系一家の次男で、世界的ヘアスタイリストの成瀬翔太は、
向かいに住む厳ついけど心は純朴な高校生・市井寿史に学生の頃から想いを寄せていた。
しかし翔太は“十八歳未満お断り主義″のため、寿史の成長を手ぐすね引いて待ちわびていた。
そして月日は流れ寿史の十八の誕生日を迎え……!?

『悪魔にキスを』

 天然カリスマ青年実業家 × 弟の部下? 

悪魔のごとき美貌と才能を持つ成瀬三兄弟――。
その長男である成瀬雷太は世界的企業・「ナルセ」を起業した青年実業家であり、
常に雷太を信奉する持国真琴を筆頭としたスーパー秘書軍団に囲まれている。
そんな雷太は最近、弟で世界的ヘアメイクアーティスト・翔太の右腕である
尾形和美のことを気になっている様子で……!?

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村

ポチっと押して頂ければ嬉しいです。

『宇田川町で待っててよ。』純粋かつ扇情的な、女装男子との恋

あらすじ

 不愛想系高校生 × 女装男子 

どうやらあいつは女の服を着ていると俺に抵抗できない

人通りの多い街中で、同級生・八代の女装姿を目撃してしまった百瀬は、
その日から毎日、「あのこ」のことを考えてしまう。
一方、そんな百瀬の様子に戸惑いつつも、熱のこもった目線をそらせない八代は
渡された女子高の制服に袖を通し、彼の前に立つが――。
臆病な女装男子と、一途すぎる男子高校生の不器用で青いラブストーリー!

レビュー

読了済の本だったのですが、改めて手に取ったらやっぱり素敵だったので取り上げてみました。
ここ数年の最新BL漫画において名作トップ10に入るんじゃないかと思っていた作品なのですが、
初版が2012年だということに驚きを隠せません。4年前……。
ちなみに映画化もされています。
映画『宇田川町で待っててよ。』予告編

さまざまなBLを読破してきたBL上級者の方はもちろん、
激しいのはまだちょっと……なBL初心者の方も楽しめる作品ではないかと思います。
私がBLをまだよく知らない方にBL作品をおすすめするなら絶対これにします。
読んでるこっちが恥ずかしくなっちゃうくらいピュアッピュア純愛です……!
もっと大切にしたいのに上手くいかない、たくさん可愛がりたいのに伝わらない。
そんな不器用な男子高校生の初々しさったら!

女装男子と言っても、受け・八代(女装している方)は同性愛者ではありません。
過去に彼女とノリでやった女装がクセになってしまって、街へ繰り出すようになりました。
ただ何をするわけでもなく、化粧をしてウィッグをつけて女物の服を着て街へ出るだけ。
そして街で偶然女装したクラスメイトの八代を見かけて、
それから八代のことが気になって気になって仕方がない攻め・百瀬の恋物語。

ストーリー ★★★★★
作画 ★★★★☆
ピュア度 ★★★★★
エロ度 ★★☆☆☆
満足度 ★★★★☆
おすすめ度 ★★★★★



キャラクター

百瀬(攻め)

クラスでも地味で、いつも音楽を聴いているか寝ている。ガタイが大きい。
ぬぼーっとしていて根暗そうだが友達はちゃんといる。

八代(受け)

派手なグループに属しているがそこそこ勉強も出来て世渡りが上手そう。
地味だが整った顔立ちをしている。半年前ほどから女装に目覚めた。

萌えポイント

百瀬は童貞

好きな子に対しての距離の詰め方が分かってない。

百瀬が八代に対して「可愛い」「好き」と思う感情を隠さず一直線で押せ押せ

もっと色んな服を着て見せて欲しいと言う。
男だということは問題ではないほどに八代に惚れている。
女装した八代を女の子扱いするわけでもなく、女の子だと思いたいわけでもなく、
きちんと男だと認識しているところがよかった。

逆に八代は引き気味、怖がっている

可愛いと言ってもらえて本当は嬉しい。好きと言われたら逃げ腰。

女装はしても自分は同性愛者じゃないという線引きを頑なに守ろうとする八代

女の子と遊ぶ。好きでもない女の子を抱く。
男に惹かれている自分を認めたくない気持ちと、怯えがある。
その分、百瀬の思いを受け入れ、自分の気持ちを認めた時の幸福感が半端なかった……。

自分の好きなこと(女装)を認めて、
純粋に似合うと言ってくれて、尊重してくれる百瀬が優しい

女装をやめようとする(本当はやめたくない) 八代に、
「俺は好きだから俺のために着てよ」
と言うところが、純粋に八代が着飾っている姿が好きだと伝わってきてキュン……。

女性物の可愛い服にペタンコの胸、
しっかりした首筋や肩幅がアンバランスで倒錯的

ゴツくはないが、普通にしていると女には見えない八代は、
首元がはっきりしない服を選んでいるみたい。

萌えシーン

百瀬には姉(容姿は可愛いが、家ではガサツでだらしがない )がいて、
百瀬と八代が街で会っている時に遭遇してしまいます。
その時、八代は女装(百瀬が姉の洋服を勝手に着せた) をしていて、
女装に気づいた姉が発した「キモ」という言葉にキレた百瀬が

「バカ言ってんなブス!!
てめーの百億倍かわいいわ!!」

と、怒鳴り返すところに!!キュン!!
セリフのチョイスが子どもっぽいところもかわいい。
姉の言葉に傷ついた八代も嬉しいと思っちゃってます……。かわいい。

エロ度

描写もページ数も少ないですが、女性の容姿にミスマッチな男性器(描写薄)がセクシーです。
描き下ろしでは女装していない八代との何度目かのえっち。
自分を気遣う百瀬が余裕に見えて、八代が「童貞だったくせに…っ」と、思うところと、
途中から余裕がなくなる百瀬の必死のガッつきが可愛い!

満足度

男同士というBLの原点に戻れた気がしました。
やっぱり男が男を好きになってしまう葛藤というのは切なくてたまらない。
物語もテンプレというわけでもなく、フェチや萌え要素も詰まっていて満足です。
不器用で可愛い男子高校生の純愛にキュンキュンしたい方はぜひ!

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村

ポチっと押して頂ければ嬉しいです。

『きっと恋に違いない』まさか同期の男が自分を好き――?

あらすじ

 30代リーマン課長同期同士 

なぜ、こんなにも月曜日が待ち遠しい?

偶然のぞいた同期の牧野のパソコンに大量に保存されていた自分の写真。
そういえば出張土産を俺だけにくれた。
もしかして俺のこと好きなのか?
佐々木の戸惑いの日々が始まった――。
迷走気味な恋の行方を描く表題作シリーズ2本の他。
ゲイビデオに出演するはめになったエリート官僚の隠された欲望を描く
「おまえのいちばんイイ顔を」収録。

レビュー

以前別の作品の記事でおすすめした西田東さん、作家買いしている方のおひとりです。
画力が高いとは言えませんが、絵で食わず嫌いしているリーマン好きのお姉さま方はぜひとも読むべき……!
福本○行や西森○之も中毒性の高い絵柄(個人的な嗜好)をしているように、不思議と徐々に西田東さんもこの絵柄だからいい!という気持ちになってきます。
人気も高いので、私と同じ考えの方も多いのではないでしょうか。
漫画はギャグ、シリアス、殺伐、ピュア、などさまざまな作品を描き分けますが、共通しているのはテンポのよさと何気ない小さなコマの会話でも面白いところ。
主に大人の男性同士のお話が中心で、そんな大の大人でもお茶目さやふとした可愛さが見えたりと、登場人物の魅力が引き立ちます。

作品の傾向はサラリーマンのお話が多く、この作品も課長同士のお話です。と、言ってもお仕事バリバリキャリア系ではなく、どちらかと言えば平凡な毎日の中で繰り出すホモ……
えっ! あの一課の課長と二課の課長が!?
みたいな感じです。
残業だってするし出張だって行くし商談だってするしやきとり屋に飲みにだって行くし適齢期なのにいいなと思った女性には軽く振られるし若い女性社員には男とみられてないし……。
そんなどこにでもいそうな30代男性の恋!! ピュアです。

発行が白泉社だからでしょうか、エロは少なめ。

ストーリー ★★★★☆
作画 ★★★☆☆
エロ度 ★☆☆☆☆
面白度 ★★★★☆
いじらしいピュアな大人の男度 ★★★★★



「それはまるで恋のような」「きっと恋に違いない」

独身男性が年甲斐もなくドキドキしたりドタバタしたりと楽しかったです♡
牧野(表紙左)のパソコンを触っていると自分の写真フォルダを見つけてしまった佐々木(右)の混乱と疑心暗鬼のターンがとにかく長い。
長いのですが、テンポがいいのでとても楽しくて可愛くて。笑
佐々木が牧野のことを意識してしまう過程も楽しめました。

そして二人が付き合っている2話、天体観測のシーンは反則だ!!
今まで男同士だとか、本当に相手は自分のことが好きなのかだとか、元の関係に戻った方がいいのではないかだとか、ぐるぐるドタバタしてたのに、相手を見ながら「ああ、自分はこいつのことが好きなんだな」と思ってる表情と、夜空を見ながらしっとりと切なくキスするのが堪らなかったです。

受け攻めどちらがどうとはっきり分かりませんが、最後に少しだけあった今後起こり得るかもしれないエロシーンを見る限り牧野が受けのようで?
でも1話では逆の雰囲気みたいだし……お好みでどうぞ!笑

「おまえの一番イイ顔を」

 AV男優 × エリート官僚 

社会からはみ出しているワイルド系の攻めとエリートで潔癖そうな受け。真逆の二人です。
省庁で働く柏木の元へ、連帯保証人として友達の借金を肩代わりしなければならなくなった妹がAVに出演するという電話が。
急いで現場へ行ってとりあえずの所持金を叩きつけ止めさせようとするが、その場にいたAV男優の河瀬に、代わりにお兄さんが出演してくれるなら妹の件も借金の件もチャラにするという話を持ち掛けられ身代わりになることを決意する。
手コキのみで開放してもらったが、後日柏木の元へ河瀬が「あんなビデオに出演したなんてバレたらクビ飛んじゃう?」と半ば脅しのように身体を要求してきて……。

「あとがき」

西田東さんのコミックスの名物がこのあとがき。
主に漫画や絵について書いているのですが独特のテンションがクセになります。

やっぱりこれを読んで欲しい



 ピアニストになれなかった実家のケーキ屋見習い(平凡でやわらかい雰囲気のお茶目系)
 ×
 893幹部(頭のネジぶっとんでる天然強面系)

一番好きな作品です。
先にレビューを書こうと思ったのですが、長くなりそうでまとまりきらないのが目に見えてるのでとりあえず読んで欲しい。切実に。

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村

ポチっと押して頂ければ嬉しいです。

『マザーズ スピリット』超美形のネイティブ男子が魅せるハイパーワイルドLOVE!!

あらすじ

 未開の民族×大学職員 

今日も逞しい腕の中で朝を迎えました――。

理事長に留学生の世話を命じられた大学職員・稜一郎(りょういちろう)。
なんと留学生・カルタカは、言葉も通じない未開の地に住むネイティブ!!
一族の戦士で超美貌の持ち主だが、スマホやテレビ、果ては水洗トイレを恐れる彼に稜一郎はうんざり……。
だが、つたない言葉で「リョウイチロー」と呼ばれ懐かれるうちに、次第に心が傾いて!?

レビュー

前回の『ドラッグレス・セックス』が面白かったのですぐに積んでた本を崩しました。
少し前に結構話題になっていてよく取り上げられていたような。
まず表紙のインパクトがすごいですよね。

ガチ民族! 雄々しい肉体! 濃い顔!

BL作品には様々な国の攻めの方がいらっしゃいますが、未開の地の民族攻めの方には中々お目にかかれることがない!
しかもこの作品は受けが現地に行くわけではなく、攻めが留学で来日し、日本を舞台にストーリーが進んでいくので文明との違和感が半端ないです。笑
さらに言葉も通じません。攻めは母国語(読解不可能)で話してくるので何を言っているのか読者もとんちんかんです。
少々不安に感じながらも、稜一郎(受け)と一緒にカルタカ(攻め)の魅力に取りつかれていきました……。
スマホやテレビ、ウォシュレットといった文明の利器を知らないので、色んなものに驚いているところや、感情を直球で伝えてくるところはとても可愛いのに、包み込むような大らかさと全力で守ってくれそうな力強さがあります。
なんと言っても戦士ですからね。少し強引なところもキュンときます。
あと顔がお美しい。線が細い美しさではなく、美丈夫と言うのがピッタリかもしれない。
強面ですが、笑った顔はとても優しくて可愛いです。

稜一郎もカルタカも穏やかな性格なので、安心して読み進めることができたのと、常識人の稜一郎が世間知らずのカルタカや周りの人たちにツッコミを入れたりするところも面白かったです。
ギャグ要素も多いですが、期間限定の関係というのは切なく、濃厚なエロシーンもあり、非常に楽しめました。

ストーリー ★★★★★
エロ度 ★★★★☆
面白度 ★★★★☆
切な度 ★★★★☆
意外性 ★★★★★



キャラクター

筒月稜一郎[受け]

27歳独身。ごく普通の大学職員(教務課事務) 。
穏やかで気が利く性格から、理事長に留学生であるカルタカの世話を押し付けられる。
責任感が強くはっきりものを言う一面も。

カルタカ[攻め]

年齢不詳(おそらく16~20歳)。雄々しく美形。
未開の地に住むルター族の次期首長と期待されている。
来日当初は英語も日本語も話せないが知能指数が高いため順調に習得していく。
大らかだが少し強引なところもある。

アクナム

カルタカを追いかけて日本に来たルター族。
カルタカの嫁探しに積極的で稜一郎の存在を邪魔に思っている。

エロ度

ページ数は少ないですが作画も非常にクオリティが高いのでかなり濃厚でえろい! 汁成分も多くて好みです。
そしてカルタカが国に帰る前に一度だけ……のセックスが切なくて切なくて。
しかも多分童貞で性の知識が乏しいカルタカに対して「君は何もしなくていい」と、稜一郎が自分でお尻をほぐしてるところも健気で萌え! 自分も触りたいと稜一郎に対して惜しみなく愛を注ぐカルタカがかっこいい……!
物語中、稜一郎に対してひたすら優しいカルタカでしたが、最後の最後に稜一郎のうなじに噛み付く野性的な一面にも興奮しました。
稜一郎は普段は奥手だろうに、恥を忍んでキスの時に自分から舌を入れてみたり、誘ったり、カルタカが本当に何も分かってないことに耐えかねて自分から行動を起こすところがとってもいじらしくて可愛かったです!!
描き下ろしで稜一郎が「後ろからばかりじゃなくてたまには別の体位もしたい」と打ち明ける時の会話で、

未開の地の民族の方ってセックスが娯楽や愛の営みではなく種を残すことが第一なんですよね、本能を感じて萌えます。

最後に

BLCDが発売しているようで!
稜一郎が野島裕史さん、カルタカが日野聡さん、アクナムが吉野裕行さん。
個人的に神キャスティングなのでCDも気になります。
あとアクナムのスピンオフはありませんか。

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村

ポチっと押して頂ければ嬉しいです。