『マザーズ スピリット』超美形のネイティブ男子が魅せるハイパーワイルドLOVE!!

あらすじ

 未開の民族×大学職員 

今日も逞しい腕の中で朝を迎えました――。

理事長に留学生の世話を命じられた大学職員・稜一郎(りょういちろう)。
なんと留学生・カルタカは、言葉も通じない未開の地に住むネイティブ!!
一族の戦士で超美貌の持ち主だが、スマホやテレビ、果ては水洗トイレを恐れる彼に稜一郎はうんざり……。
だが、つたない言葉で「リョウイチロー」と呼ばれ懐かれるうちに、次第に心が傾いて!?

レビュー

前回の『ドラッグレス・セックス』が面白かったのですぐに積んでた本を崩しました。
少し前に結構話題になっていてよく取り上げられていたような。
まず表紙のインパクトがすごいですよね。

ガチ民族! 雄々しい肉体! 濃い顔!

BL作品には様々な国の攻めの方がいらっしゃいますが、未開の地の民族攻めの方には中々お目にかかれることがない!
しかもこの作品は受けが現地に行くわけではなく、攻めが留学で来日し、日本を舞台にストーリーが進んでいくので文明との違和感が半端ないです。笑
さらに言葉も通じません。攻めは母国語(読解不可能)で話してくるので何を言っているのか読者もとんちんかんです。
少々不安に感じながらも、稜一郎(受け)と一緒にカルタカ(攻め)の魅力に取りつかれていきました……。
スマホやテレビ、ウォシュレットといった文明の利器を知らないので、色んなものに驚いているところや、感情を直球で伝えてくるところはとても可愛いのに、包み込むような大らかさと全力で守ってくれそうな力強さがあります。
なんと言っても戦士ですからね。少し強引なところもキュンときます。
あと顔がお美しい。線が細い美しさではなく、美丈夫と言うのがピッタリかもしれない。
強面ですが、笑った顔はとても優しくて可愛いです。

稜一郎もカルタカも穏やかな性格なので、安心して読み進めることができたのと、常識人の稜一郎が世間知らずのカルタカや周りの人たちにツッコミを入れたりするところも面白かったです。
ギャグ要素も多いですが、期間限定の関係というのは切なく、濃厚なエロシーンもあり、非常に楽しめました。

ストーリー ★★★★★
エロ度 ★★★★☆
面白度 ★★★★☆
切な度 ★★★★☆
意外性 ★★★★★



キャラクター

筒月稜一郎[受け]

27歳独身。ごく普通の大学職員(教務課事務) 。
穏やかで気が利く性格から、理事長に留学生であるカルタカの世話を押し付けられる。
責任感が強くはっきりものを言う一面も。

カルタカ[攻め]

年齢不詳(おそらく16~20歳)。雄々しく美形。
未開の地に住むルター族の次期首長と期待されている。
来日当初は英語も日本語も話せないが知能指数が高いため順調に習得していく。
大らかだが少し強引なところもある。

アクナム

カルタカを追いかけて日本に来たルター族。
カルタカの嫁探しに積極的で稜一郎の存在を邪魔に思っている。

エロ度

ページ数は少ないですが作画も非常にクオリティが高いのでかなり濃厚でえろい! 汁成分も多くて好みです。
そしてカルタカが国に帰る前に一度だけ……のセックスが切なくて切なくて。
しかも多分童貞で性の知識が乏しいカルタカに対して「君は何もしなくていい」と、稜一郎が自分でお尻をほぐしてるところも健気で萌え! 自分も触りたいと稜一郎に対して惜しみなく愛を注ぐカルタカがかっこいい……!
物語中、稜一郎に対してひたすら優しいカルタカでしたが、最後の最後に稜一郎のうなじに噛み付く野性的な一面にも興奮しました。
稜一郎は普段は奥手だろうに、恥を忍んでキスの時に自分から舌を入れてみたり、誘ったり、カルタカが本当に何も分かってないことに耐えかねて自分から行動を起こすところがとってもいじらしくて可愛かったです!!
描き下ろしで稜一郎が「後ろからばかりじゃなくてたまには別の体位もしたい」と打ち明ける時の会話で、

未開の地の民族の方ってセックスが娯楽や愛の営みではなく種を残すことが第一なんですよね、本能を感じて萌えます。

最後に

BLCDが発売しているようで!
稜一郎が野島裕史さん、カルタカが日野聡さん、アクナムが吉野裕行さん。
個人的に神キャスティングなのでCDも気になります。
あとアクナムのスピンオフはありませんか。

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投稿者:

everyours

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